職人が本の小口をハケで塗る、製本会社の作業風景がX(Twitter)で注目を集めています。スッとむらなく染まっていく様子が気持ち良い……。

※小口:本の背(とじられた部分)を除く3方(開く部分)の総称。狭義には背の反対側のみを小口(前小口)といい、上のほうは天、下のほうは地という(参考:大阪府立図書館のサイト

小口色塗り
本を束ねて、ハケでまとめてスッ……
小口色塗り
均一に赤く染まって美しい……!

 投稿主は東京都荒川区の老舗製本会社、渡邉製本@booknote_tokyo)。カラフルなノート「Nutta」など、オリジナルの製品を多数手がけており、今回はその工程における、3方の小口を塗る様子を動画で紹介しています。

 薄い本をハケの幅と合うように束ねて、一括でひと塗り、ふた塗り――塗り重ねるごとに小口が染まっていく様子は見事のひと言。むらなく均一に塗る技術に感心させられます。

小口色塗り
後半に登場する職人は若手だそうですが、こちらもきれいな仕上がり

 職人の仕事ぶりは、「手作業だと知ると、より大切に思えてくる」「ずっと見ていたくなる」と反響を呼んでいます。

画像提供:渡邉製本@booknote_tokyo