エアコン業者が設置の際に施工を誤ってあり得ない場所に穴を開け、回復も弁償もしないまま連絡を絶った――ずさんな事例がX(Twitter)で話題を呼んでいます。編集部は当該業者への依頼主、ゆまねこ(@maaaayuuuu59)さんに詳しい話を聞きました。

請求の段階で音信不通に
戸建ての賃貸物件で暮らすゆまねこさんが、当該業者へ依頼したのは2023年12月中旬のこと。1階のリビングへエアコンの設置をお願いしたところ、配管用の穴が2階へ上がる階段へ貫通していたといいます。
そのとき現場にいなかったゆまねこさんは、事態を業者の事後報告で知ることとなりました。先方からは謝罪の言葉と、「保険の請求をして何とか修繕する」との説明があったそうです。
当初は当該業者側で、別の業者に依頼して直す方針でしたが、その対応は遅々として進みません。穴を開いたままにしておくわけにもいかず、ゆまねこさんは自分で修理業者を選定すると伝え、当該業者や物件のオーナーも承諾のうえで修理を進めることとなりました。
補修工事費の見積もりは20万円以上で、当面はゆまねこさんが立て替えることに。当該業者に伝えたところ、「もしも保険が下りなかった場合、割引などないか(値引きしてもらえないか)」との提案があり、「あるわけないだろ」と思いつつ丁重に断ったといいます。……まあ、あるわけないでしょう……。
その後、当該業者とは工事の進捗(しんちょく)についてやりとりを重ねていましたが、工事が終わって請求をという段階で一切の連絡が取れなくなり、事態の発覚から3カ月以上がたってしまいました。工事費を踏み倒されかねない状況に置かれたゆまねこさんは、最初に書面を交わすべきだったと後悔。その一方で、「このような事態に契約書をと考えられる家庭がどれほどあるか分かりません。ここは業者の性善説によって成り立つべきだと思ってます」とも語っています。
ゆまねこさんのポストには、「主要構造部の側桁に穴とか。埋めたからって許せるレベルではない」「何てことを! ネズミの通り道になってしまう」「僕ならすぐに先方の会社に押し掛けます」と憤る声が多数。「先方は保険で直すと言うけれど、そもそもこのようなケースに適用される保険など最初からないのでは」といった意見もみられます。
ポストの拡散後も、先方からの連絡はいまだにないとのこと。ゆまねこさんは「誠実に対応できないならこちらもしっかり対応するつもりなので、お早めのご連絡をお待ちしてます」と、当該業者への意向を語りました。
協力・画像提供:ゆまねこ(@maaaayuuuu59)さん

とんでもない話です(出典:PIXTA)
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