侵入禁止シールを無視して勝手に入店してしまうクオッカがX(旧Twitter)に投稿されました。記事執筆時点で動画は17万件以上表示され、4600以上の“いいね”を獲得。野生動物らしさが感じられる自由なムーブが「常連なんだろうなぁ」「全然見てないんだから」と話題になっています。
豪ロットネスト島のパン屋さんを訪れたのはクアッカワラビー(別称クオッカ)の親子。撮影したのは、以前トサカレンカクの親鳥の収納力を発信した谷田部佑さん(@yatabeyu)です。
ロットネスト島に多く生息しているクオッカはその人懐っこさからか、たまに街中にまで出てきてしまいます。反面、保護されているので人間がエサをあげたり触ったりすることはできません。なので建物に入ってきてしまうと困ったことに……。
その対策(?)として、お店の入り口には薄い透明な板が設置されています。分かりやすいように“クオッカ侵入禁止”のシールまで貼ってあるので安心──とはならないのが自然界の面白いところ。
クオッカ侵入禁止!

おなかをすかせているのでしょう、パン屋さんの前で赤ちゃんクオッカがお母さんのおなかの袋を覗き込みます。有袋類であるクオッカの袋の中ではお乳が飲めるのですが、もう赤ちゃんがそういう大きさではないのか、中には入れてもらえませんでした。
代わりにお母さんはクルリと向きを変えます。目的はもちろんパン屋さん──経験や匂いから、中に食料があるのを分かっているのかもしれません。ですが入り口には例の“クオッカ侵入禁止”シールが。それでもお母さんはちょこちょこ進んでいきます。
シールの効果は……?

透明な板を少しだけ気にしたお母さんでしたが、ステッカーには目もくれず、鼻先を器用に板の境目に差し入れスルスルと中に入っていってしまいました。まさに「あっ……」という間の出来事。しかも残された赤ちゃんが続いて入るのも時間の問題に見えます。
そう、残念ながら“クオッカ侵入禁止”シールは意味がなかったのです……! 当然ながらお店側も本気で禁止が通じる相手と思ってはいないはず──いわばステッカーは他のお客さまの目を楽しませる、粋なジョークなのでしょう。

ちなみにクオッカは店員さんたちに上手く誘導され、すぐに退店させられていました。撮影者さんによると「その繰り返し」なんだとか。それでも入ってきちゃうなんて、よっぽど良い匂いがする安全なお店なんでしょうね!



現在オーストラリア一周中の谷田部佑さんのX(@yatabeyu)では、メインの野鳥や他のいきもの、美しい風景が公開されています。
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