明治時代(1868〜1912年)に建てられたという古民家を1年かけて再生した動画がYouTubeで公開されました。職人さんのこだわりと技術力が光る古民家再生の様子に対し、「朽ちる運命だった家がまた人が住める家に生まれ変わった」「素晴らしい技術力とセンスの良さに見とれてしまいました!」など、多くの反響が寄せられています。
6年間放置され、荒れ放題だった古民家
投稿者は、伝統的な建築工法による古民家再生動画を公開しているYouTubeチャンネル「Dylan Iwakuni」(@dylaniwakuni)さん。今回の動画では、明治時代から残る朽ちかけの古民家を1年かけて再生しています。

登場する古民家は、空き家のまま6年間放置されていた農地付きの住宅。未登記であったことなどから手続きも多く、購入するまでにも約1年かかったといいます。
古民家は大量の草木に覆われた状態で、まずは剪定(せんてい)作業からスタートします。生かせる植物を残しつつも一気に刈り込みを行い、4人で3日かけて、1トントラック6台分にもなる草木を運び出しました。
いざ家の中へ
ようやく家に入れる状態になり中を見ると、荷物の多くは残されたまま。残置物を処分し、バール1本だけで解体作業を進めていきます。
柱は状態がひどいものは入れ替え、再利用できるものは金輪継ぎや箱車知継ぎなど、日本の伝統工法で修繕を行います。さらに朝鮮張りの床や土壁、もみ殻を使った床下断熱など、プロの職人達が可能な限り伝統工法にこだわって補強・再生していきます。


1年間かけて修繕し再生された古民家は、モダンな雰囲気がありながらも、古民家の良さを存分に生かした家に変貌。職人技が随所に光っており、玄関や居間などを比較したビフォーアフターはどれも圧巻です。


6年間放置されていた古民家の再生過程を見たユーザーからは、「とても感動しました」「本当に素晴らしい職人技で、本当に美しい」「プロの作業は見応えあります!」「忘れ去られていた家か沢山の職人さんにもう一度命を吹き込まれていく様は涙が出そうでした」など、職人の技術力に感動する反応が多く寄せられていました。



動画提供:Dylan Iwakuni(@dylaniwakuni)さん
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