ヤドクガエルそっくりな生き物。食べてみると……? その調理過程と実際に食べる様子を公開した動画がYouTubeチャンネル「旭と猫のツナAsahi and cat Tuna」に投稿されました。動画は記事執筆時点で1万4000回以上再生されています。
「ヤドクガエル」に似ている魚
投稿者は、奄美大島で漁師をしている旭さん(@asahiandcattuna)。八丈島の観光大使も務めています。
動画では、先日釣り上げた魚を使って夕飯を作る様子を公開。その魚とは、オレンジ色の体や、全体にある青い模様が特徴の「ユカタハタ」です。主に南西諸島などで水揚げされるこちらの魚、見た目の派手さが毒のある「ヤドクガエル」にも似ていますが……。

「食べても大丈夫?」心配になる姿をしていますが……
ユカタハタは淡泊な味とのことで、相性バツグンな「漬け丼」を作っていくことに。まずはウロコを落とし、3枚におろしていきます。毒々しい見た目とは裏腹に、切っていくとプリプリできれいな白身が見えてきました。



それからピンセットで骨を抜き、皮を取り除く旭さん。そして、にんにく、ワサビ、醤油、味の素、ごま、ごま油を入れた漬けタレにユカタハタを入れ、全体に味を絡ませたら30分ほど時間を置きます。タレの照りが出て、もうこの時点でおいしそう……!

続いては、ユカタハタの頭とひきはがした皮で潮汁作り。これらを沸騰したお湯で湯通してから冷水に入れ、汚れをよく流していきます。きれいにしたら、料理酒、塩、味の素を入れて煮込みます。その間、漬けていたユカタハタにもタレがなじんだようです。

料亭を思わせる上品な夕食が出来上がる
白米に、漬けておいたユカタハタと青ネギを盛りつけたら、漬け丼の完成! 潮汁も、まるで料亭に出てくるお吸い物のような仕上がりが食欲をそそります。さっそく漬け丼を食べてみた旭さんは……。「うんま! ヤバ〜いうまい」と絶賛。まだ新鮮なためコリコリ感があるそうで、もうお箸が止まりません。
一方、潮汁はじっくり煮た頭がホロホロでやわらかくなり、皮もトロトロに。さらに、ユカタハタの出汁が沁み出た上品なスープのうまさが口の中に広がり、旭さんは舌鼓を打ちます。最後は少し残しておいた漬け丼に潮汁かけて、お茶漬け風に食べていました。なんて贅沢な夕食なんだ……!

YouTubeチャンネル「旭と猫のツナAsahi and cat Tuna」には他にも、思わずよだれが出そうになる“ごちそう”の数々が満載。また、旭さんのメインチャンネル「八丈冒険団 Japanese Fisherman's TV」では、釣り動画などが発信されています。
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