「発想が天才」　AIにイギリス英語を熱血指導したら……　予想外な展開とオチが541万再生「お腹痛くなるぐらい笑った」

　chatGPTにイギリス英語を教えてみたら……。教わるのではなくAIに発音を“教える”動画がX（Twitter）に投稿され、記事執筆時点で再生回数は541万3000回を突破、7万8000件を超えるいいねを集めています。新しいchatGPTの使い方だ！

教わるのではなくChatGPTに発音を教えます

　投稿したのは英語系動画クリエイターの「だいじろー」（＠DB_Daijiro）さんです。以前にも無限に続く英語の“個数の数え方”の動画が話題になりました（関連記事）。

　今回話題になったのは、ChatGPTにイギリスの英語を教える動画です。だいじろーさんはChatGPTに「Hi！」と話しかけ「英語発音を学びたいですか？」と流暢な英語で問いかけると、ChatGPTは「もちろん、助けてあげますよ」とサポートする気持ちを伝えます。

　しかし、そうじゃないと憤るだいじろーさん。「あなたが教えるんじゃない」「私があなたに教えるの」「英語はわかりますか？」と矢継ぎ早に伝えると「わかりました。あなたが先生ですね」とChatGPTが状況を理解したところで、いよいよ英語のレッスンがスタートです。

　「ただ私に続いてください」と言いながら「a bottle of water」と伝えるとChatGPTは「バローロブワーラー」と聞こえるような発音で「ボトルオブウォーター」と言います。

　するとだいじろーさんは顔をしかめて「No, Please, God！　（違う、勘弁して!!）」と感情をあらわにし、「あなたが言ったのは『バロバロバロバロバロ』だ」と厳しい指摘をします。

　その後も発音を教えるだいじろーさんですが、ChatGPTは「ボトル」の発音が苦手のようです。何度やってもうまくいかないChatGPTに「イギリス人っぽく発音してみて」と伝えるとなんと上手に「ボトル」を発音できました。だいじろーさんは「悪くないね」「明らかに変化があったね」「Perfect」と頑張ったChatGPTをたくさん褒めました。さては褒めて伸ばすタイプですね。

各国のイントネーションも指導

　続いて「日本人っぽく言えますか？」とだいじろーさんが問いかけ「ぼとるおぶうぉーたー」とジャパニーズイングリッシュで発音すると、ChatGPTは「ぼとるおぶうぉーたー」と見事一発で発音を習得。これにはだいじろーさんも「PERFECT！（完璧だ）」「FANTASTIC！（ファンタスティック）」「ABSOLUTELY　FANTASTIC！（最高にファンタスティック）」「BRILLIANT！（才能あふれる）」「TREMENDOUS！（凄まじい）」と称賛の言葉を連発し興奮冷めやらぬ様子です。

　次はインド人っぽく言えるか聞くだいじろーさん。言われたとおり「ボトルオブウォータル」とインドのアクセントで話したChatGPTですが、不安になったのか「どうですか？」と聞いてきます。だいじろーさんは「なんてことだ……」「完璧です」としっかりフィートバッグ。やはり褒めて伸ばすタイプのようです。

　その後もだいじろーさんは「タイ人っぽく」と指示を出し「ぼっとんのうぉーたー」と聞こえるタイのアクセントで言ったChatGPTに「うぉーたー」の“たー”を上げるように指導。最後には「やっぱ君の日本語発音が好きだな」とリクエストし、ChatGPTに「ボトルオブウォーター」とジャパニーズイングリッシュで発音させ「Gorgeous！」と褒めちぎって終了しました。

　各国のイントネーションの特徴を捉え、的確に指導し褒めて伸ばすだいじろーさんはいい先生ですね！

「ChatGPTの使い方のレベルが高い」と反響

　だいじろーさんとChatGPTの英会話レッスンにXでは「ChatGPTの使い方がレベルが高すぎます！　日本語だけ流暢にできているの笑いました」「発想が天才だわ。笑」「英国アクセントに苦戦したChatGPTが日本語アクセントでは突然覚醒するのすごい」「こんなにchatGPTに向かって本気出してる人見たことない。しかも褒めて伸ばすスタイル」「最近あまり笑うことのなかった私が、お腹が痛くなるくらい笑いました。ありがとう」と称賛の声が続出しています。

　だいじろーさんはX以外に、YouTubeチャンネル（@daijirojp）でも英語や発音に関する配信をしています。気になった方は遊びにいってみてはいかがでしょうか。

画像提供：だいじろー(DB_Daijiro)さん