ねとらぼ
2024/12/10 18:30(公開)

三角形の向きが変わる錯視アート コンテスト入賞の“脳がバグる”作品に「生きているみたい」「めっちゃ不思議や!」

変化したように見えるから不思議。

 大きな三角形が現れた途端、バラバラだった小さな三角形たちが団結! 錯視を利用した動画がX(Twitter)に投稿され、記事執筆時点で1万1000件以上のいいねを集めています。

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バラバラだった三角形が……

 投稿したのは、デザイナーで視覚表現に関する研究者の石川将也(@kamone)さん。動画は、慶應義塾大学の田谷修一郎さんと一緒に「第16回 錯視・錯聴コンテスト 2024」へ応募し、入賞した作品です。

それぞれバラバラな方を向いているように見える小さな三角形の集まり
たくさん集まっている小さな三角形

 内容は、「たくさん集まっている小さな三角形の周囲で大きな三角形が現れたり、消えたりする」というもの。大三角形は画面左上から左下、右下と順にゆっくり出現しては消えていきます。

画面左上の大きな三角形の方を向いて整列しているように見える小さな三角形の集まり
大きな三角形の方を向いたように見える
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同じ方を向いているように見える

 大三角形が現れると、錯視により小さな三角形たちの向きが変化したように見えます。それまでバラバラだった小さな三角形たちは大三角形が出現するや団結。われわれの目には、まるで大三角形と相対するかのごとく同じ方を向いたように映ります。

画面左下の大きな三角形の方を向いて整列しているように見える小さな三角形の集まり
今度は左下を向いた
画面右下の大きな三角形の方を向いて整列しているように見える小さな三角形の集まり
大三角形があると錯視により整列して見える

 動画終盤では、大三角形が3個同時に出現。この状態だと小さな三角形たちはバラバラに見えますが、大三角形が1つずつ消えて最後の1個になると、やはり向き合っているかのように見えます。錯視ってすごい。

小さな三角形の集まりと3個同時に出現した大三角形
3個同時に出現
小さな三角形の集まりと2個の大三角形
1個ずつ消えていく大三角形
小さな三角形の集まりと1個の大三角形
最後の1個になるとやはり整列して見える!
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解説文も投稿

 このポストに続ける形で、石川さんは解説文(田谷修一郎さん執筆)を記した2枚の画像を投稿。なぜこのような錯視が発生するのかについて、「三角形」という形が有している性質や、人間の物事の見方を交えながら考察しています。

 動画には、「2個目の三角形が出てきたとき、『ヒェッ』って声が出てしまった」「28秒から急にどっち向けば良いか分からなくなるの面白い」「三角形が生きているみたい」「まるで親子か先生と小さな子どもたち」などの感想が寄せられました。

 この他にも、石川さんは自身のX(Twitter/@kamone)アカウントで、前回の「錯視・錯聴コンテスト」でグランプリを取った作品や点滅が遅れて見える現象など、さまざまな錯視の動画を公開しています。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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