5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2024年2月にYouTubeで公開された、プレイステーション・ポータブル(以下、PSP)の修理を試みる動画です。
ディスクを読み込めないPSP
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「ジャンpapa 【ハードオフ】」。さまざまな理由でジャンク品として扱われている物を購入し、動作確認したり、修理したりする様子を公開しています。
ジャンPAPAさんが今回の動画で入手したのは、PSPの最終モデルである「PSP-3000」(税込み2200円)。バッテリーパックが付属しておらず、専用のディスクを挿入する部分は壊れており、商品票には「パーツ取りにどうぞ」と記されていました。

動作を確認すべく、ジャンPAPAさんは購入したPSPに手持ちのバッテリーパックをセット。本体背面にゲーム用のディスクを挿入しましたが、なんとカバーは閉まらず端が浮いてしまっています。PSP自体は起動するものの、ディスクは読み込めない状態。ジャンク品として扱われるのも納得です。

足りないなら作ろう!
どうしたものかと考えた結果、壊れている部品や足りない部品は“作ってしまえば良い”という結論に至りました。まずは、ピンセットでゲームディスクを固定するための金属フレームを取り出します。真上から背面カバーを観察してみると、少し反ってしまっています。


そこでPSPの分解を決意。ディスプレイ側から順番にカバーを取り外し、ディスクを読み込む部分をむき出しにしました。接着剤や切り出したアルミ板を使って損傷箇所を修理。よく見ると背面下部のピンも折れていたので、小さく切ったスチール針金を火で炙り取り付けます。


続いて背面カバーを支えている金属フレームのゆがみを修正。カバーそのものも熱風にさらして柔らかくした後、ゆっくりと力を加えて曲げました。必要なパーツを全て戻しつつ、ついでにボタン周りも掃除します。

本来は「パーツを取り出すための物」として売られていた商品に、自作パーツを取り付けることでPSPは見事復活。再びゲームが遊べるようになりました。
この動画は記事執筆時点で120万回以上再生されており、コメント欄には「部品がなければ作るってのができちゃうのすげぇ…」「ジャンクだからできる『最悪壊れてもいいや』って感じが伝わる、その上で直ると感動だよね」「こういう風に自分で直せたりパーツ作れる人ってマジでカッコ良すぎ」「おもちゃのお医者さんになれるな」などの感想が寄せられました。
ジャンPAPAさんは、YouTubeチャンネルの他にも、X(Twitter/@papaneko0626)とInstagram(junk.papa)、TikTok(junk.papa)も運営しています。
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