ずっと財布に残り続けるふしぎな硬貨をじっくりと観察した結果、警察沙汰に発展したという珍事をまとめたポストが、X(Twitter)で約5万6000件のいいねを集めるほど話題に。発端となった硬貨を撮影した動画には「よく気づきましたね」「これはパッと見だとわからない」などの反響が寄せられています。
2枚の500円硬貨を並べてみると……?
話題になっているのは、不動産業を営むXユーザー・たまちゃん(@tamachan_1218)さんが、「ここ数日なんか違和感だったんだけど」と語り始めた一連のポスト。
最初のポストでは、並べられた2枚の500円硬貨が映されているのですが、右側に置かれた硬貨に違和感があるようです。「自販機とかセブンイレブンで小銭まあまあ使うんだけどこの薄汚れた500円玉だけ読み取れないのか戻ってくる」といい、同じ500円硬貨と並べて見比べています。

言われて見ると、違和感があるという硬貨は、色がくすんでいる上に、表面が粗いような気がします。
Xのリプライを参考に、違和感がある硬貨について警察に通報したたまちゃんさん。やってきた2人の警察官に硬貨を見せると、やはり同じように違和感があるといい、「お預かりして郵便局で調べてもらってきます」ということで、1人の警察官に預けました。
それから20分ほどして戻ってきた警察官の手には、透明な袋に入れられた500円硬貨。証拠品ですと言わんばかりの状態で、警察官も4人に増員!
違和感のある硬貨について、「どこで入手したのか?」「いつ使おうとしたか?」など、事細かく聞かれたというたまちゃんさん。その後、一度は撤収した警察でしたが、3時間後には「署名いただきたい書類がある」と連絡してきたそうです。
どうやら違和感のある硬貨を調べていくうちに「偽造された物」である疑いが強まったとのことで、警察が本格的に動き出したもよう。担当した警察官からは「使ってしまってから店側から通報されるより即座に通報してくれて良かったです」と伝えられたそうです。

使用を試みるより即座に通報
実際に偽造された硬貨が流通していることに驚きつつ、年の瀬に起きた騒動に、たまちゃんさんは違和感を覚えたら「下手に使用を試みるより即座に通報するのが正解」と呼びかけつつ、「ところで押収されてしまったワイの500円…」と締めくくっています。あっ……。
Xでは投稿を見た人から「本物と見比べないと見分け出来ないな」「よく気づきましたね」「これはパッと見だとわからない」などの反応が寄せられています。
偽造硬貨は日銀でも鑑定可能

ちなみに、偽造硬貨について警察庁の資料を見てみると、2023年度の偽500円硬貨は331件あったそうです。
また、偽造の疑いがある硬貨は日本銀行で鑑定してもらうことができるようになっています。
財務省の公式サイトでは「偽物のお金は、作ること(コピー等)も、使うことも犯罪になります」「もし、偽物のお金と思われるものを見つけたら、使用しないで、お近くの警察に届け出て下さい」と呼びかけられています。もし違和感のある硬貨、紙幣を見つけたら、使用せず警察に通報するようにしましょう。
画像提供:たまちゃん(@tamachan_1218)さん
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