ねとらぼ

なんてこった。

「携帯キャリアによって絵文字が結構違った時代を思い出しました」

――絵文字の見た目が機種やメーカーによって大きく異なる場合があることに気がついたとき、どのような気持ちになりましたか

カメユさん: めちゃめちゃ意味深なメッセージを送りつけていたかもしれない……と反省しました。

 同じ絵文字を何個も連続して使うのも好きだったので、亀の話題でもないときに「わーいうれしい(カメの絵文字×5)」みたいな使い方もしていました。Androidで見ると小さい亀がわちゃわちゃしていてかわいいつもりだったのですが、iPhoneで見ると謎のゾウガメたちの行列でした……。

スマホの絵文字、思ってたんと違う
この絵文字が連続で並んでいるのを想像したらちょっと笑ってしまいそうですね

――投稿がバズった際の心境について教えてください。リプライなどで寄せられた反応で、印象に残っているものはありますか

カメユさん: 投稿の反響はすぐには気づいておらず、次の日Xを開いたら、リプライの通知欄に読めない言語や絵文字だけのコメント、コピペされた同じ文言ばかり並んでいてびっくりしました。絵文字に関するポストなので絵文字だけリプした人や、いわゆる“インプレゾンビ”がごちゃ混ぜでカオスでした。

 リプライでは他にも見た目にギャップがある絵文字を教えてもらいました。例えばAndroidのカエルの絵文字はニッコリ可愛かったのですが、iPhoneはニッコリはしてるんですが、ぬるっとした質感で……リアリティーが高かったです。

 他にも、鳥の絵文字はiPhoneで見ると、鳩かペンギンかよくわからないグレーの鳥の頭部だけがアップになっているのですが、Androidで見ると青い鳥の全身像になっていて、亀以上にニュアンスが違うのは驚きでした。

 コメントをくれた方は私と同じように、Androidでかわいいと思って多用していたようだったので……ちょっとシュールな光景を想像してしまいました。

 また、TikTokでも同じ投稿をしたのですが、コメント欄でiPhoneのいろいろな虫の絵文字が紹介されており、阿鼻(あび)叫喚を呼んでいました。蜘蛛、ハエ、ゴキブリとか……苦手な人はiPhoneで検索しないほうがいいと思います……!

カメユさんのTikTokの投稿

――見た目の違いに気づいてからは、絵文字の使い方や頻度に変化はありましたか

カメユさん: ゆるさを出したいと思っていたのですが、その意図で使うのはやめました。相手によっては、全然ゆるくなかったので……。

 あとは、ガラケーの時代は携帯キャリアによって絵文字が結構違ったので、崩れが少ない顔文字を多用していたことをふと思い出し、なんだか懐かしい気持ちになりました( ^∀^)

――普段もカメの飼育やイラストの投稿を行われていますが、カメにひかれたきっかけなどがありましたら、ぜひ教えてください

カメユさん: 飼育のきっかけは、亀ならマンションでも飼えそうで当時600円と安かったことなのですが……。それから19年近く飼育し、マイペースさや意外な機動力、どんどんデカくなる大きさにひかれ、愛着が強まっていきました。

 ただその愛が両思いと感じる事はほぼなく、基本的には亀に無視されています。そんなテーマの4コマを描いたところ共感してくれる人が多くいてくださり、どこの亀飼いも無視されているのかと安心しています。

――ありがとうございました

 カメユさんはほかにも自身のXアカウントでカメ飼いの日常を紹介する4コマ漫画「亀飼い4コマ」を投稿しており、2月には『亀に無視され続けています』(産業編集センター)というタイトルで書籍化。また、LINE STOREでは「カメユの亀スタンプ」を販売しています。

画像提供:カメユ(@kameyu28)さん

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