ねとらぼ
2025/01/26 07:50(公開)

「戦後20年とは思えない」 “約60年前の日本”のカラー映像に反響 「懐かしい」「良い時代だなぁ」

貴重な資料。

 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、戦後約20年の“1965年ごろの日本”をカラー映像で紹介した動画です。

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1965年頃の日本

 動画は2021年7月にニュージーランド国立公文書館のYouTubeチャンネル「Archives New Zealand」(@archivesnz)で公開されたもの。ニュージーランドの貨物船がアジア圏を航海し、日本へと向かう記録映画(1966年公開)の中で、当時の日本の様子が紹介されています。

 貨物船はフィリピン・マニラ、香港、上海を経て、日本に到着。桜や棚田といった原風景が紹介されています。途中のフィリピンでは水牛で田畑を耕しているのに対し、日本では耕運機が使われており、農業の技術が進んでいる様子も描かれています。

1965年頃の日本の光景
日本の原風景
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東京・銀座の様子は

 当時は西洋化が進んでいる時代で、「現代的な洗練さと古い伝統が奇妙に混ざり合っている文化」と紹介されており、東京では服装にもその状況が表れています。

 人と車でごった返す銀座を見ると、年配の方は和服、若者は洋服とジェネレーションギャップが生まれており、ヘアスタイルも年代ごとに大きく異なっています。まさに過渡期って感じだ……!

1965年頃の日本の光景
年代によって服装やヘアスタイルに大きなギャップが見て取れます
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食文化も西洋化

 また食文化も西洋化が進み、スーパーにはニュージーランドから運ばれた冷凍肉や乳製品がズラリ。輸入品を加工する石けん工場や食品工場の映像も流れており、いずれも手作業と機械化が混在した作業風景が見られます。

1965年頃の日本の光景
ニュージーランド産の羊肉が並ぶスーパー

ネオンきらめく夜の街

 1958年に竣工した東京タワーも紹介されており、タワーから見渡す景色はビルが多く非常に都会的。日が暮れると繁華街のにぎやかさが増していき、銀座は当時の繁栄ぶりを象徴するようなネオンきらめく夜の街と化していました。なんだか懐かしい光景!

1965年頃の日本の光景
夜の銀座

 ニュージーランド国立公文書館のYouTubeチャンネル「Archives New Zealand」では、他にも1970年の日本万国博覧会を含む貴重な映像資料が多く公開されています。

他の貴重な資料映像を見る

画像はニュージーランド国立公文書館のYouTubeチャンネル「Archives New Zealand」より引用

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