フジテレビ、日枝久氏の欠席に非難　音が絞られる場面で記者から「質問できないじゃないか」怒号も……

　元タレントの中居正広さんに関する一連の報道をめぐり、フジテレビジョン（フジテレビ）が1月27日に記者会見を実施。フジサンケイグループ代表やフジテレビジョン取締役相談役などを務める日枝久氏が記者会見に出席していないことや辞任しないことに対して、記者からたびたび質問や非難の声が上がりました。

左から順にフジテレビジョン 遠藤龍之介 取締役副会長、フジテレビジョン 港浩一 代表取締役社長、フジ・メディア・ホールディングス フジテレビジョン 嘉納修治 代表取締役会長、フジ・メディア・ホールディングス 金光修 代表取締役社長

記者「質問できないじゃないか。冗談じゃないよ」

　質疑応答の前に、司会者から記者たちに対して、プライバシー侵害の観点から個人の特定に至りかねない質問は避けるよう要請がありました。実際に10分遅れのテレビ放送や配信では、1問目から音が絞られる場面が見られ、記者から「質問できないじゃないか。冗談じゃないよ」と怒鳴り声が上がりました。

フジテレビジョン 港浩一 代表取締役社長

　また、日枝久会長の対応についての個人的な見解を問われた、フジテレビジョン 遠藤龍之介 取締役副会長は「日枝がここに来る来ないというより、今後それぞれがどういう責任を取るかが重要だと思っております」とコメント。

　続けて、「先のフジテレビの話をさせていただきますけど、嘉納（フジ・メディア・ホールディングス フジテレビジョン 嘉納修治 代表取締役会長）と港（フジテレビジョン 港浩一 代表取締役社長）が退任した後のフジテレビは新組織になりますが、あくまで暫定的なものだと思います」と話しました。今後については第三者委員会の報告を受け、役員たちがそれぞれの責任を取るべきだとの見解を示しています。

　なお、フジテレビの新社長には、フジ・メディア・ホールディングス 清水賢治 専務取締役が就任。清水 専務取締役は「ドラゴンボール」や「ちびまる子ちゃん」などの大ヒットアニメをプロデュースしたことで知られています。