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少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2019年4月にYouTubeへ投稿された、ご飯の合図に反応するワニの動画を紹介します。動画は記事執筆時点で419万再生を突破しています。
動画を投稿したのは、ヨウスコウワニの「レックス」さんと「天天」さんの世話係であるワニ男さん。YouTubeチャンネル「ワニ男 レックスと天天の日常」に、2匹のワニと暮らす日常の様子を投稿しています。
ごはんの合図で振り向くワニ
2019年に投稿された動画には、完全に背中を向けている1匹のワニの姿が映っています。こちらのワニの名前は「レックス」さん、飼い主さんによると“気難しい猫みたいに基本そっけない態度”を取るのだそうです。
なお、レックスさんも天天さんも基本は飼養保管許可を取っている水槽の中で暮らしており、水槽のメンテナンスや食事などのときのみ、短時間だけ水槽の外に出ています(ワニ男さんは、飼養保管許可の更新手続き時に現状の飼育環境を伝え、水槽のメンテナンスや食事、日光浴等で水槽から短時間出している点が問題ないことを担当者に確認しています)。

そんなレックスさんに対し、飼い主さんがエサの合図である「トントン」と物を叩く音を送ると……?


合図に気付いたレックスさんは最初顔だけで少し振り向き、その後くるりとUターンして、ゆっくりと飼い主さんの元へとやってきてくれたのでした。



ヨウスコウワニの現在と飼い主さんの思い
ヨウスコウワニは比較的小型のワニですが、飼育が大変難しく、人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物として「特定動物」に指定されています。かつてはペット向けのワニとして流通することもありましたが、法改正によって令和2年6月1日からヨウスコウワニを含む特定動物の愛玩目的での飼育は禁止されています。
飼い主さんがYouTubeに動画を投稿し始めたのは、「ワニ好きな人に喜んでもらいたいこと、またワニはTVなどによく出てくる大型のクロコダイルのようなワニばかりではないということを知ってもらいたいという思いがきっかけです」とのこと。
「多くの人にとって、ワニはテレビなどでよく見かけるナイルワニやイリエワニなどの大型クロコダイルのイメージが強く、ヨウスコウワニやコビトカイマンなどの小型アリゲーターの存在は知らないと思います。ワニには大中小さまざまな種類がいるということを、知ってもらえたらうれしいです」と編集部にコメントしてくれました。
ワニは肉食動物であり、イリエワニなどの大型ワニの一部は人を襲うこともあります。しかし全てのワニが人を襲うわけではないこと、ヨウスコウワニのように主に貝類や甲殻類を食べる大人しいワニもいることが、ワニ男さんのSNS活動で広まってくれるといいですね。
「後ろ姿怖かったけど、振り向いたら純粋な目をしてた」「かわいい」の声
動画には「後ろ姿怖かったけど、振り向いたら純粋な目をしてた」「ワニくんの目が優しい目をしていて、飼い主に愛されて育ったのが伝わっていいね」「こんなかわいいワニ初めて見た!!」「温室育ちの純粋な目をしてて草」「こんな可愛いワニ初めて見た!!」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
レックスさんと天天さんが気になる人は、YouTubeチャンネル「ワニ男 レックスと天天の日常」やInstagram(@wanio_rex_tenten)をのぞいてみるとよさそうです。




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