ねとらぼ

思わぬラッキー。

「口の中だけ完全にビジネスクラス気分でした」

――この便を利用された当時の状況を教えてください。座席はもともと最後列を指定されていたのでしょうか

佐藤さん: Air China(中国国際航空)のウィーン(オーストリア)→北京(中国)便を利用しました。座席は最後尾が好きなのでいつも通りあらかじめ指定していました。

 ちなみに、この飛行機はウィーン空港出発時のトラブルで2時間ほど遅延していました。はじめは時間通りに飛行機がゲートからバックで動き出したと思いきや、「ガシャーン」という大きな衝撃があったのです。結局、ウィーン空港を離陸したのはその2時間後でした。欠航にならなかったのは不幸中の幸いでしたが、北京で乗り継ぎ時間が足りなくなり、旅程は崩壊しました。

エコノミークラスの席
Air China(中国国際航空)のエコノミークラス座席のイメージ(筆者撮影)

――エコノミークラスでビジネスクラスの食事が提供されたとき、どのような気持ちになりましたか

佐藤さん: お茶碗に白米が入った状態でエコノミークラスの機内食が提供された事は今までにありませんでしたので、それはそれはびっくりしました。

 目隠しの布をかけられた状態で運ばれてきたものですから、まるでびっくり箱を開けたような気分でした! メインのお肉は柔らかくご飯に良く合う味付けで、とてもおいしかったです。狭いエコノミークラスではありましたが、口の中だけ完全にビジネスクラス気分でした。

ビジネスクラスの食事
エコノミークラスでありながら、食器に盛られた機内食が提供された

――投稿がバズった際の心境について教えてください。リプライなどで寄せられた反応で、印象に残っているものはありますか

佐藤さん: 北京に到着してXに投稿したところ、わずか数時間の間に通知が止まらなくなるほど大きな反響をいただきました。

 たくさんリプライも頂いたのですが、中には過去に同じラッキーな経験をされた方々、逆に機内食不足でご飯がそもそも提供されずひどい目にあった方々などなど、多くの経験談が寄せられました。

 多くのコメントであふれるリプ欄を眺めていたところ、いわゆる「アンチコメント」も偶然一つ目にしてしまったのですが、その内容が「お茶碗は左側に置くものだろ」との指摘でした。このようなコメントを含めても、リプ欄が平和なことに思わず笑ってしまった記憶があります。

――佐藤さんは音楽活動を通じ世界中を飛ぶ機会が多いかと存じます。今回の件に限らず、これまででお気に入り・おいしかった機内食があれば、ぜひ教えてください

佐藤さん: 機内食は飛行機で旅をする際の1番の楽しみと言っても過言ではありません。多くの航空会社に乗りましたが、それぞれの特色があり、またいろんな国の料理を楽しめるのも面白いです。

 記憶にとても残っているのはAir Indiaです。名前の通りインドの航空会社なのですが、毎度とってもおいしいカレーが出てくるんです! 毎度毎度カレーとはいえ、少しづつ違う種類が提供されるんです。ハズレなく毎度おいしく、旅行後しばらくの間カレーロス状態になりました(笑)。

機内食のカレー。インドならでは

――ありがとうございました

画像提供:佐藤直孝/Naotaka Sato(@music_and_trip)さん

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