ハードオフで購入したジャンク品のプレイステーション・ポータブル(PSP)をカスタマイズする動画が、YouTubeに投稿されました。ディスプレイをIPS液晶パネルへ変える様子は、記事執筆時点で2万8000回以上再生されています。

初期型のPSPを入手
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「チャンネル隊長 オタク夫婦日常バラエティ」。多趣味なオタク夫婦がさまざまなことに挑戦したり、遊んだりする様子を発信しています。
動画冒頭で向かった先は、“大人の遊園地”であるハードオフのジャンクコーナー。ゲームソフトやハードを物色していると、初期型PSPのジャンク品が税込み3300円で売られているのを発見しました。

修理できるかどうかは分かりませんが、「なんとかなる」の精神で購入。見た目やさわり心地、重さ、その全てが懐かしくノスタルジックな気持ちにさせます。

このPSPはディスクを読み込むことはできるものの、UMDドライブから異音するとのこと。あらかじめ買っておいた税込み1348円のバッテリーパックをセットして起動させます。


早速、商品票には記載されていない不具合を発見。PSP本体から音が出ません。この不具合は後で詳しく調査することにして、次はドライブの異音がどの程度のものかを確かめます。
ディスクを挿入してフタを閉じた瞬間に工作機械が何かを削っているかのような、すさまじい音が発生しました。とても不安になる音ですが、説明にあった通りゲームを遊ぶことは可能。イヤフォンを使えばゲームの音楽や効果音を聞けることも明らかになりました。

先にパネルを交換
一通り状態をチェックしたところで、純正のPSP用パネルよりも視野角が広く、色の再現度が高いIPS液晶パネルを用意。“UMDドライブを修理しないのか”というツッコミが聞こえてきそうですが、もちろんドライブ周りのパーツも注文しています。先にパネルの方が届いたそうです。

SONYによるアフターサービスは2019年に終了しているので、気にせず保証シールを剥がします。背面やバッテリーケース内のネジを外してPSPを分解。フレームを外したら、むき出しになったパネルの留め具を外し、背面のケーブルを抜きます。今回入手したPSPはハンダ付けが一切不要なタイプ。背部の配線をしてパネルをはめ込むだけで簡単に交換ができました。

逆の手順でPSPを元に戻せば、IPS液晶化は完了。応答速度や発色が良くなり、見違えるように美しくなりました。


ゲームの画面も初期型PSPで見られた残像感は消えてテクスチャの輪郭が際立ち、グラフィックスが上がったと錯覚するレベルとのこと。なお、パネル交換作業が影響したのかは不明ですが、PSP本体から音が出るようになりました。

動画の概要欄には、パネル交換作業のために使った道具と部品を記載。ハードの改造は自己責任で行うよう注意を促しています。
コメント欄には、「初期型の質量感良き」「ジャンク商品も隊長さんの手に描かれば新品同様に成りますね!」「結構な異音でも動くの驚きです!」「電子機器も温故知新てあるんすねぇ」「レトロゲームのジャンク修理最高だ!」などの感想が寄せられています。
この他にも同チャンネルでは、夫婦で1万円分のガンプラを購入したり、バイクの乗り心地を快適にするためカスタムしたりする動画を公開しています。
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