妻が絶叫するほど虫が大量に出る家、夫が靴箱の下をのぞいたら……　驚がくの光景に「こんな事本当にあるんですね」「これはびっくり」

　仕事の都合で離れて暮らしている妻からSOS！　靴箱の下に広がっていた“とんでもない光景”と、DIYで対応する様子がYouTubeに投稿されました。この動画の再生数は記事執筆時点で、2万4000回を超えています。

靴箱の下の異常事態

　投稿者はYouTubeチャンネル「Pastel Cat World」のドラ吉さん。猫を保護したことをきっかけにペット飼育が可能な借家へ引っ越した妻のため、気になる点や問題をDIYで解決しています。今回は緊急で虫対策を実施します。

　問題になっているのは玄関の靴箱の下。なんと壁材が貼られておらず、壁の中にあるはずの断熱材がむき出しになっていました。隙間というにはあまりにも大きく、ネズミも出入りできそうなサイズ。外から虫が入り放題な状況に、「ここは人間の玄関でありながら、虫やは虫類の玄関でもあったようです」とドラ吉さんはコメントしています。

　ドラ吉さんの妻は、この家でアシダカグモを目撃したとのこと。連絡を受けて調査していたドラ吉さん自身もゴキブリと遭遇したそうです。これでは恐ろしくて玄関に靴を出しておけません。中に入られたらたまったものじゃない。

　大家に状況を確認してもらい、修繕を求めることは可能ですが、それでは時間がかかってしまいます。外注工事が終わるまで妻を怖がらせ続ける訳にはいかないため、自分で壁を直すことにしました（DIYを実施しても良い物件とのこと）。

自分で直そう！

　そこでドラ吉さんは自宅の物置にある木材置き場へ急行。使い道がなく保管したままになっていた端材を取り出し、靴箱下の壁材として使えるサイズに加工します。もちろん採寸はしてありますが、端材の周囲にはわずかな隙間が発生すると予想。コーキング剤も用意して再び現場に向かいます。

　作業中に何かが出現しそうですが、この家で暮らしている妻のため意を決して修繕開始！　靴箱の下は左右で高さが異なり、あちこちゆがんでいます。さらには施工時に塗布されたと思われるモルタルが凸凹になっており端材と干渉。腕を奥に突っ込んでどうにか工具で削り落としました。

　自宅であれば何かあってもすぐに工具を取り出せますが、ここは離れて暮らす妻の家。ここで出張DIYを行う際は、あらゆる事態を想定してさまざまな道具をあらかじめ用意しなければなりません。幸いにも今回のケースでは、ジグソー（木材を切断する電動工具）を持参していました。その場で端材の端部を切り落として形を整えます。

　干渉する部分を切ったことで端材は靴箱下の最奥の部分にバッチリはまりました。狭い場所に腕だけを突っ込むため非常に苦しい体勢ですが、何とか大引きの部分にビスを打ち込み端材を固定します。続いて両サイドにも、それぞれぴったりなサイズに切り出した端材をセット。安心感が格段に上がりました。

パテが大活躍

　穴は大まかにふさいだので、次は端材と靴箱の隙間を埋める作業。今回はエアコン用シールパテとシーリング剤を組み合わせて隙間を埋めることにしました。パテ本来の使い方ではありませんが場所的に目立たないことと、非常に安価で確実な方法であることから採用したと説明しています。

　パテを細く練っては隙間に押し付ける作業を繰り返し、端材と靴箱の隙間やモルタルが剥がれて生じた隙間を全て封鎖。マスキングテープを貼れる部分には、仕上げとして木材に近い色合いのシーリング剤を塗布します。

　テープを貼って養生したらシーリング剤でエアコン用シールパテとその周囲をコーティング。ヘラで伸ばして乾かしたら作業完了です。最奥の部分はテープが貼れないのでそのままですが、端材とパテのおかげでネズミや大きな虫が靴箱の下から侵入することはなさそうです。

　なお、家中を点検した結果、「やばい場所」が次々に見つかり虫対策は想定以上に時間がかかる大変な作業になったとのこと。同チャンネルでは、キッチンやエアコンの隙間に対処する様子なども公開されています。

　コメント欄には、「まさかの内壁なし」「こんな事本当にあるんですね」「これはびっくりですね」「今回はまた難題な場所のメンテナンスですね（汗）」「キツイ体勢でもきれいに仕上げるドラ吉さん、カッコ良すぎ!!」「頼れる旦那様ですねぇ、すばらしい」などの感想が寄せられています。