ねとらぼ
2025/02/18 14:30(公開)

1964年の在来線食堂車、お寿司のとんでもない値段にびっくり 「この時の感覚想像つかない」「安すぎる」

駄菓子レベルの安さに見えてしまう。

 1960年代に東海道線と山陽線の食堂車で提供されていた食事の料金表が、X(Twitter)で30万回以上表示され、現代とは比べ物にならない価格設定に驚きの声が寄せられています。

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1964年のお寿司の値段

 話題になっているのは、Xユーザー・murak_bahn(@SBB_RE460)さんの投稿。1964年9月に発行された「時刻表」を読んでいる中で、在来線食堂車の料金表が目に止まりました。

1964(昭和39)年の在来線食堂車の寿司の値段
『時刻表完全復刻版 1964年9月号』(画像出典:Amazon.co.jp

 車内で提供される食事が掲載されているのですが、そこには「まぐろ(赤身) 25円」「同(とろ) 30円」「ひらめ 25円」「えび 60円」「とり貝 15円」「のり巻 40円」「きうり巻 60円」「盛り合わせ(並) 150円」「同(上) 200円」など、現在と比べると驚くほど安い値段が記されています。

 また、めん類は「もり 50円」「きつね 70円」「天ぷら(並) 100円」とあり、ドリンクは「ウイスキー国産品30ml 105円」「ビール(大)155円」「オレンジジュース 55円」などと書かれています。時の流れを感じる……!

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平均世帯収入が現代の1/10の時代

1964(昭和39)年の在来線食堂車の寿司の値段
1964年の食堂車のメニュー表(画像提供:murak_bahnさん/@SBB_RE460

 時の流れを感じさせる料金表に、Xでは「在来線に食堂車があったんですね!」「えぐい、安すぎる」という声や「この時の感覚想像つかない」という声も。

 また、「この時代の物価は現在の1/5〜1/10ぐらいですから、1貫と考えると回転寿司よりは高いものの、回らない大衆店並みの相場だったようですね」という声や「ウニやイクラや大トロなんていうのはわりと最近の高級ネタで、昔はエビが最高峰だったような」という声も寄せられています。

 ちなみに、1964年は平均世帯収入(月額)が5万8217円で、エンゲル係数は36%。外食における中華そばが1杯約60円の時代でした(参考:総務省統計局)。

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