アクセサリーのパーツとして使われる「三角カン」と、UVライトを当てて硬化させる「UVレジン」を使って作る“憧れのアイテム”がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で8万5000回以上再生されています。

簡単!ピッタリサイズの指輪を作る方法 / 三角カン指輪の作り方

 動画を投稿したのは、レジンを使った作品の作り方やメイキングを投稿しているYouTubeチャンネル「まーうえのレジン工房 – maaue resin –」のまーうえさん。自分にぴったりサイズかつ、推し色や自分に似合う色など、好きな色合いで作れる指輪の作り方を教えてくれます。

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三角カン指輪の作り方

 レジンに慣れていない人でも作れるという指輪作りに使用するのは、三角カンとUVレジン、着色剤、UVライト、調色モールド、調色スティック、マスキングテープ、ニトリル手袋、カードスリーブ、ハサミ、平ヤットコ、ピンセット、ペンです。

主な使用アイテム1
主な使用アイテムはこちら
主な使用アイテム2
パーツショップや100均で入手できそうです

 まずは調色用に適当なモールドを用意し、ほこりなどをマスキングテープで取り除きます。そしてモールドにレジンを少量出し、着色剤で色付けしました。レジンと着色剤をしっかりと混ぜたら、光の当たらない場所に置いておきましょう。

しっかり混ざったら
先にレジンと着色剤を混ぜて

 次は平ヤットコを使い、三角カンの隙間を閉じます。このとき1回開いてから閉じると、キレイに隙間を閉じられるそうです。この作業は指輪に使う三角カン全てに行いますが、使う数が分からない場合は20個ほど用意するといいのだとか。

1回開いてから
三角カンは隙間を整えておきます
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三角カンを指輪の形にする

 カードスリーブを1枚用意し、周りを切り落とします。2枚になったら縦半分に切って計4枚に分け、そのうちの1枚を指輪を作る指に巻きました。ぴったり巻いたら端に印をつけて指から外し、スリーブを丸めます。そして、印の位置から端をずらして少しだけ太めになる位置にマスキングテープを貼りましょう。

印の位置から
カードスリーブを指輪の土台にします

 指がギリギリ入る状態になっていると、ちょうどいいサイズになっているとのこと。このままだと少々いびつな形になっているため、残る3枚のスリーブを丸めて筒の中に入れ、筒の形を整えておきます。

 マスキングテープを小さく切り、粘着面を外側にして筒に貼りました。筒に一周ぐるっと巻ける長さでテープを切って筒に巻き付けたら、三角カンをテープに貼っていきます。三角カンのつなぎ目を指輪の外側にして、テープのつなぎ目の真横辺りから貼り始めるといいそうです。

テープのつなぎ目
マスキングテープに三角カンを貼っていきます

 テープの端のラインに沿って貼ると、真っすぐキレイな形にできるとのこと。三角カンを並べるときは、隣り合う辺をぴったり合わせるのではなく、先端や辺がテープの端に隣り合うように並べました。

少しずつ隙間をあける
貼り終えました

 なお最後の1個がぴったり並べられず、「あとちょっとで入る」場合はテープを少し緩めてから並べます。テープの端に印をつけてゆっくりはがし、少しテープを緩めて貼り直しましょう。逆に「隙間ができてしまった」場合は、貼った三角カンを少しずつ移動して隙間を作り、バランス良く配置し直します。

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レジンを塗り、硬化する

 並べ終えたらテープのつなぎ目に印をつけ、つなぎ目の三角カンを取ってからテープをゆっくりとはがしました。ここからレジンを塗るため、外した三角カンを空いたスペースに貼り、全ての三角カンを平ヤットコで挟んでテープにしっかり貼っておきましょう。

 レジンを塗ったら60秒硬化しますが、硬化までの時間が長いと三角カンとテープの隙間からレジンが漏れてしまうそうです。そのため一気にレジンを塗るのではなく、2、3個塗ったら硬化するようにします。レジンを塗り終えたら筒に巻き直し、外しておいた三角カンを元の場所に戻しておきましょう。

硬化までの時間が
2、3個にレジンを塗ったら硬化します

 次は、三角カンのつなぎ目に透明なレジンを塗って60秒硬化させます。全部の三角カンがつながったら、次は2つの三角カンをつなぐようにレジンを塗って60秒硬化しましょう。さらに、今レジンを塗っていた三角カン1つと、その隣の三角カンをつなぐようにレジンを塗り、これを繰り返して全体にレジンを塗っていきます。

 全てのつなぎ目に1回、三角カンに2回ずつ透明のレジンを塗ったら、外側全体にコーティングとなるレジンをぐるっと一周塗りました。塗り終えたら回しながらライトを当て、120秒硬化しましょう。

 ある程度硬化できたら、指輪を置いた状態でさらに180秒硬化。しっかり硬化できていることを確認してから筒とマスキングテープから外し、指に入るか確認します。

これを繰り返して
頑丈にするために透明レジンを何度も塗って硬化します

 今回はサイズが少し緩めだったため、内側に一周レジンを塗って回しながら硬化し、もう一度内側にレジンを塗って厚みを出しつつ頑丈に仕上げました。また回しながら硬化し、最後に置いた状態でさらに硬化すれば完成です。

 三角カンで作った指輪は透明感があり、180度どこから見てもキレイな仕上がりになりました。ある程度力を入れても壊れず、色が薄くても実際につけるとしっかりと色が出る指輪の詳しい作り方が気になる人は、動画をチェックしてくださいね。

指にもぴったり
すてきな指輪が完成しました◎
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「これは思いつかなかった」「可愛すぎて感動」の声

 すてきな指輪が完成し、コメント欄には「これは思いつかなかった!」「可愛すぎて感動いたしました」「推しのカラーで作ったらかわいいと思いました」「三角カン持ってましたが可愛い指輪が作れるんですね」「わぁー! 憧れの指輪」「作ってみよ」といった声が寄せられています。

 まーうえさんは、YouTubeチャンネル「まーうえのレジン工房 – maaue resin –」のほか、X(@maaaue_resin)やInstagram(@maaue.no.resin)でもレジン作品を公開中です。

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「まーうえのレジン工房 – maaue resin -」動画まとめ

レジンとワイヤーで薔薇の花を作る / 立体的なバラの花の作り方
星座が浮かぶ不思議な球体をレジンでつくる / 宇宙の球体の作り方
小さなのびる猫の作り方 / 伸び猫をレジンで作る方法

動画提供:YouTubeチャンネル「まーうえのレジン工房 – maaue resin –