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イベントごとに異なる装飾や季節に合わせた植栽など、四季折々の景色を楽しめる東京ディズニーシー。2025年2月現在、園内のあるエリアには“毎年恒例”ながら何度見てもギョッとしてしまう光景が広がっています。

のどかな漁村が“大にぎわい”
驚きの光景が見られるのは、20世紀初頭のアメリカをイメージしたエリア・アメリカンウォーターフロントのケープコッド。素朴な漁村を思わせる雰囲気の中、港に面したレストラン「ケープコッド・クックオフ」でのショー鑑賞や食事、ショップ「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」でのグッズ購入、グリーティング施設「ヴィレッジ・グリーティングプレイス」でシェリーメイとのふれあいができるスポットです。
そんなケープコッドは、毎年秋の終わりから春先にかけてちょっと不思議な光景が見られます。目線を海の方へ向けてみると……なんと、見渡す限り鳥だらけ! 水面にぷかぷか浮かんだり、岸辺で丸くなっていたりと、数えきれないほどの水鳥が確認できます。いったいどういうことなのでしょうか。


絶滅危惧種の「ホシハジロ」が越冬中
この鳥の名前は、「ホシハジロ」。ヨーロッパやシベリアから越冬しに日本へやってくる渡り鳥です。東京ディズニーシーのすぐ近くにある「葛西臨海公園」鳥類園スタッフのXアカウント(@gNmj19K9pX1fhPe)によると、「ホシハジロ は国際的にも絶滅が心配されている貴重な鳥です。ディズニーシーは安定した越冬地になっていて、毎年500羽ほどがディズニーシーで越冬しています」とのこと。そんなに貴重な鳥だったとは……!


SNSには驚きの声多数
知らずに訪れた人は、誰もがぎょっとしてしまうこの光景。Xでは毎年同じ季節になると鳥が浮かぶ港の写真を添えて「こいつらはなんなんだ」「なんかケープコッド鳥に支配されててわらった」「夥(おびただ)しい数の鳥がいるんだけど驚愕」「めっちゃ鳥肌立つ」と驚きの声が上がっています。
また、恒例の景色と知っている人からは「ケープコッド、鳥大量発生を見るのが風物詩」「あんまりたくさんいるとビックリしちゃいますよね」「どうか穏やかに越冬できますように」など、あたたかい声も寄せられています。
なお、東京ディズニーシーのホシハジロはゲストが足を踏み入れられる場所に入ってくることはなく、人に危害を加えることもありません。はるか遠くからやってくるホシハジロがこれから先も安心して越冬できるように、やさしく見守っていきたいですね。
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