2025/03/03 06:10（公開） 
白昼堂々の犯行です。
のんびり穴釣りをしていたら“まさかの珍客”が乱入してきたという画像がX（Twitter）に投稿され、1200万回以上の表示と15万件以上の“いいね”が寄せられる話題となっています。こやつ、常習犯だ……！
のんびり釣りをしていたら突然の「乱入」
この画像を投稿したのは、「野食ハンター」として日本各地で山の幸や海の幸を採集して食べることを趣味としているXユーザーの茸本朗（@tetsuto_w）さん。冬の寒さで凍り付いた北海道の阿寒湖で、ワカサギ釣りをしているときに起きたハプニングを投稿しました。
事件は、テントの中に釣り上げたワカサギを置いているときに起きました。テントに何か入ってきたと思ったら、そこに居たのは一頭の子鹿。思わず「帰れ！」と発しますが、鹿に言葉が通じるわけもなく侵入されてしまいます。
氷上に置かれた「ワカサギ」を発見した鹿。帰れという声も聞かずに、口を近づけて食べ始めてしまいました。
茸本さんが止めるのもお構いなしにワカサギを盗み食いしだす鹿。こんなに明るい時間に堂々と押し込み強盗をするとは、かなりの実力者……なんて感心しそうになっちゃうけど、食べないで〜！
これ以上食べられてはならないと首元をつかんで引き離したら、何とも言えない表情で訴えかけて来る鹿。心を鬼にして追い出します。
ワカサギ泥棒との格闘を制してなんとか追い出すことに成功。全部食べられることは阻止できたようですが、何匹かは食べられてしまったんだとか。追い出される際のふてぶてしさが常習犯であることを物語っているようです。
なお、その後も他の釣り人のテントに押し入ったり、ワカサギの天ぷら屋さんの前に陣取ったりとやりたい放題だったとのこと。
母を亡くした悲しき小鹿だった
実はこの鹿、実は以前から地元では知られていた個体のようで、交通事故によって母親を亡くしたことで人里に住み着き、人間に対して警戒心がなくなってしまったんだとか。
茸本さんも、一見「かわいい」となでたりしたくなってしまいますが、寄生虫を持っている可能性があることや、交通事故の危険性が高まってしまうことを踏まえ、むやみに近づいたりしないようにしてほしいと話しています。なお、今回はやむなく素手で追い出しましたが、マダニや感染症のリスクがあるので基本的に野生動物には素手で触れないでください。また、北海道の鹿に限らず、野生動物には触れたりエサなどをあげないように心掛けましょう。
エゾシカの雑食性に驚く人々
この投稿に対しては、「魚も食うんだな」「鹿もワカサギ食べるの!?」「鹿って結構雑食だったりするの」と草食のイメージがある鹿が魚を食べる様子に驚く反応が多く寄せられていました。
画像提供：茸本 朗（@tetsuto_w）さん
