収納が少なく十分なスペースのない2LDKの狭い部屋を、より美しく生活しやすいインテリアに模様替えするアイデアがYouTubeに投稿されました。少しの工夫でがらっと印象が変わる様子に、驚きと称賛が寄せられています。

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狭い部屋を“ジャパンディ”なインテリアに

 動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「Design Burst」(@DesignBurst-2024)。プロのインテリアデザイナーチームが、視聴者から寄せられた暮らしや部屋にまつわる悩みを解決したり、模様替えの提案をしたりする海外の人気チャンネルです。

 狭い部屋でも、自分好みの暮らしやすいインテリアはあきらめたくないもの。話題の動画では、25.5平米の2LDKの家で暮らすマリアさんのリクエストに応え、北欧と日本のスタイルをミックスさせた“ジャパンディ”インテリアに模様替えします。

 マリアさんの家は、玄関を入ると長方形のスペースへキッチン、ダイニング、リビングが続き、その隣に小さな寝室が2つとバスルームが並ぶ間取りです。

狭い部屋を広く使うジャパンディのレイアウト
模様替えする前の部屋
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リビングは柔らかな色合いで統一

 模様替え提案はリビングからスタート。“ジャパンディ”の自然でミニマムな雰囲気に統一するため、全体の色合いをニュートラルでソフトなものに変更します。まずはもともとかかっていた重厚なカーテンを軽やかなシアーかリネンの素材に変え、太陽の光が入りやすいようにしました。さらに、テレビが設置されている壁のパネル裏にはLEDライトを付け、柔らかな光を演出します。

 モダンな印象が強かった真っ白なテレビ台は、薄型でウッド素材のものに変えることでリビングスペースが広くなり、ナチュラルな印象に。ソファや棚に飾る雑貨も温かみのある籐素材を取り入れることで、部屋全体がより広く、軽やかに感じられるようになりました。

狭い部屋を広く使うジャパンディのレイアウト
和テイストを取り入れたリビングへ
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収納のない寝室を使いやすく

 続いては、主寝室の模様替えに着手。この部屋は窓があり光は入るものの、収納が少なく部屋自体も狭いため、ダブルベッド以外は何も置けない……という課題がありました。

狭い部屋を広く使うジャパンディのレイアウト
収納も少なく狭い寝室

 こちらも、リビングと同じようにカーテンを軽い素材のものに変えることからスタート。ダブルサイズのベッドは部屋の奥の壁に付けて設置し、限りあるスペースをより広く使えるようにしました。サイドテーブルは壁付けの折り畳み式にして、必要なときだけ出せるようにします。

 さらに、入り口のすぐ横に全身が写る大きな鏡付きのワードローブを設置。鏡のおかげで一気に部屋が開放的に感じられるようになりました。隣には、化粧品や小物を置けるオープンタイプの稼働棚も取り付け、さらなる収納を確保しています。

狭い部屋を広く使うジャパンディのレイアウト
アイデアで機能的に変身
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物置だった部屋が激変

 最後に、以前は物置として使っていた部屋を模様替え。ここは2つめの寝室として使えるように大変身させます。

狭い部屋を広く使うジャパンディのレイアウト
以前は物置だった部屋

 まず、部屋の奥にシングルのロフトベッドを設置。そして下のスペースには収納式ベッドを取り付けました。人が泊まりに来たときはベッドとして使い、普段は空間を広く使える工夫を感じられます。

 また、この部屋には窓がなく自然光が取り入れられないため、リビングに続く壁の上部にらんま窓を取り付けて光を取り入れるアイデアも飛び出しました。これだけで閉塞(へいそく)感がなくなり、部屋も広く感じられますね。

狭い部屋を広く使うジャパンディのレイアウト
おしゃれに2つのベッドを設置

 各部屋には、壁にマリアさんの好きなアートを飾ることで、スペースをとらずに部屋をおしゃれに格上げしました。模様替え前後を見比べると、同じ部屋でもずいぶん広く感じられるように。光や色を効果的に使い、インテリアのテーマを統一することで、のびのびと落ち着いて過ごせそうなすてきな部屋に生まれ変わっています。

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「とても居心地良さそう」と大好評

 動画のコメント欄には「美しいね!」「とても居心地良さそう」などと新しいインテリアが大好評。YouTubeチャンネル「Design Burst」(@DesignBurst-2024)では、この他にも小さな空間を広く活用するインテリアのアイデアが多数公開されています。

画像引用:Design Burst(@DesignBurst-2024)さん