ねとらぼ
2025/03/08 09:00(公開)

“ピカチュウを解体して大谷翔平にしてみた” 脳が気持ち良くなる才能の爆発に「天才ですね」「やば!!いいねじゃ足りない」

紙の世界を行ったり、来たり。

 紙に描かれたピカチュウを“分解”して、メジャーリーガーの大谷翔平選手を生み出す動画が、Instagramに投稿されました。2次元と3次元の世界を行き来しながら大谷選手が出来上がっていく動画の再生数は、記事執筆時点で121万回を超えており、3万2000件以上のいいねを集めています。

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本多修さんが描く「パラデル漫画」

 動画を投稿したのは、本多修(hondaosamu036)さん。紙に描いた物が飛び出す要素と、パラパラ漫画を融合させたコマ撮りの映像作品「パラデル漫画」を多数生み出しています。

 Instagramの他、X(Twitter)とYouTubeチャンネル「本多修のパラデル漫画」にも投稿された今回の動画は、まずピカチュウを描くところからスタート。紙の世界に描いたピカチュウが飛び出てきたり、本多さんが紙をなぞると絵が回転したりと、冒頭からパラデル漫画ならではの演出が満載です。

紙に描かれたピカチュウ
ピカチュウを使った「パラデル漫画」
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ピカチュウを“分解”していく

 続いて、本多さんが紙の世界から取り出したのはプラスドライバー。ピカチュウの尻尾や耳の付け根に描いたネジ穴へ突き立てて回転させると、何と各部が取れてしまいました。取れた尻尾と左右の耳は、それぞれバットとボール、グラブに変形。また、尻尾の付け根部分には穴があいており、ピカチュウの頭を押すと穴から単三電池が飛び出てきました。

ピカチュウの背面から飛び出した電池
ピカチュウだから電池が出る

 すっかりツルツルになったピカチュウの絵を、別紙に描いたコピー機で複製。そのうちの1枚を、紙の世界に設けたローラーでペチャンコにしました。なお、このローラーは電動式。電源には、先ほどピカチュウから出てきた単三電池が使われています。芸が細かい……!

 平べったくなったピカチュウを紙世界から取り出して上下に激しく振ると、顔面のパーツだけが紙に落下。絵を数回にわたってたたくことで、顔パーツが一体化し注射器に変化しました。

 この注射器で顔なしピカチュウを脱色。色がなくなったところで紙世界に戻します。たたきつけた際の衝撃で、かつてピカチュウだったものはパン生地のように薄く伸びた状態となりました。

 もう一方のピカチュウの絵には背面にファスナーを追加。着ぐるみのように皮を脱がせて、骨をむき出しにしてしまいます。ここで複製しておいた大量のバットを、ピカチュウの肩と手先の間や、腰とつま先の間にセット。棒状の物体を追加することで体格が一気に人間っぽくなりました。すさまじいビジュアルだ。

ピカチュウの骨格にバットを追加して体形チェンジ
バットを骨代わりにセット
皮を着せて人間の体形になったピカチュウ
頭はピカチュウで体は人間
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服を着せよう!

 人間であるからには、全裸というわけにはいきません。パン生地のようになったピカチュウボディーから服を作り出し、注射器でふくらませて人型ピカチュウが着やすいように手を加えます。

 着用するのはもちろんドジャースのユニフォーム。しかし、ピカチュウのメインカラーは黄色で、青や紺色の要素はありません。そこでカビゴンの出番です。ローラーでペチャンコになってもらうと、本多さんは指で体をはじき飛ばし、ドジャースのロゴやベルトへと加工しました。

ピカチュウの頬から番号を取り出す
赤い頬から、赤い番号をゲット

 ユニフォームを着せたら“整形タイム”の始まり。ピカチュウの頭部を注射器でふくらませ、目玉を入れ直し、口にペンを突っ込んで耳を作り、どんどん人間らしい顔にしていきます。途中でお笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルさんになってしまっても、直接的な修正を加えれば大丈夫です。

口にペンを突っ込んで耳としてとがらせる
かなり大胆な“整形”

髪の毛役に来てもらう

 次はツルツルの頭部に髪を描く……代わりに大谷選手の愛犬「デコピン」を別紙に描画。本多さんの合図でデコピンは頭に飛び乗り、見事「髪の毛」となってくれました。3次元世界からドライヤーの風を当てて髪形を整え、カビゴンで作った球団のキャップをかぶせます。

頭部がツルツル大谷翔平と別紙に描かれた愛犬デコピン
別紙にデコピン登場
大谷翔平の髪の毛となったデコピン
デコピンが髪の毛に!

 しかし、大切な要素が足りません。大谷選手の妻・真美子さんと、おなかにいる赤ちゃんです。別紙に描いた家族をポンプで吸い取り、即注入! 家族のパワーが1つとなり、紙世界の大谷選手が力いっぱいに躍動し始めました。

家族のパワーが合わさった大谷翔平のイラスト
ピカチュウから出来上がった大谷選手

超大作の出来上がり!

 大谷選手といえば投打の二刀流。コピー機で2人に増やしたら、それぞれにバットとグラブを持たせてポーズを取ってもらいます。

 完成した2人の大谷選手の絵を飾り、今回のパラデル漫画を作るのに使った道具が並んでいるシーンで14分にわたる映像は締めくくられています。3カ月もの期間を費やした超大作ですが、本多さんによると「誰かが言ってました。『全て絵でやってるなら大谷翔平描くのが一番はやくね?』」とのこと。確かに……!

2枚の大谷選手の絵とパラデル漫画に使った材料の数々
完成に3カ月かかった大作

 およそ2000枚の絵を使った動画には、「シンプルにスゴすぎる…」「どうやったらこんな次から次にアイデア湧くんですか!」「すごく細かくて見入ってしまった」「途中のナダル(笑)」「最後まで引き込まれて目が離せなかった」「芸が細かくてすごすぎる」「天才ですね」「すごすぎて意味がわかりません」などの感想が寄せられています。

 この他にも本多さんのInstagram(hondaosamu036)やX(@hondaosamu)には、ジャイアンをキズナアイに変えたり、“プリングルズのあいつ”をスーパーマリオへ変えたりする、才能あふれる動画を公開しています。

動画提供:パラデル漫画家 本多修(hondaosamu036)」さん

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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