ねとらぼ
2025/03/11 15:15(公開)

祖父の古い靴をリメイク依頼したら……“驚愕”のプロの技に「マスターの仕事」「素晴らしい仕事だ!」

思い出もよみがえるリメイク。

 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2024年に投稿された靴の修理専門店が古い靴を修理する動画を紹介します。

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祖父が履いていた古い靴をよみがえらせる

 動画を投稿したのは、スウェーデン・ウプサラにある靴の修理専門店「Davidsons Shoe Repair」のYouTubeチャンネル(@davidsonsshoerepair)です。

 今回は、ある依頼者が持ち込んだ「祖父が愛用していた古い靴」を修復していきます。履き古された靴はかなり年季が入った印象を受けますが、どれほどきれいになるのでしょうか。

リペア前の靴
かなり古い靴のようです

 手始めに靴紐と中敷きを取り除いて、古くなった靴底をはがしていきます。ヒールカウンターなども取り除き、靴は外側の革部分のみになりました。

 次にヒールカウンターを革製の新しいものに交換するため、型を取っていきます。バックライニングも新しいものと交換して、本格的な靴の清掃作業に入ります。

靴底をがす様子
古くなった靴底を取り除きます

 洗剤とつけたブラシを使って、靴の汚れを丁寧に洗い落としていきます。水で洗剤と汚れを洗い流すと、本来の濃い茶色のレザーが現れました。

 靴の縫い目を専用ミシンで縫い直し、かかとの形を叩いて整えてから、新しい中敷きをノリでくっつけて安定させました。

ステッチを縫い直す
取れかかってるステッチの補修
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靴はかなり乾燥してツヤも失われていた……

 革がとても乾燥したら、クリームを全体に塗ってツヤだし。ブラシで塗っていくと、使い古された靴とは思えないほどきれいになりました。

 次に、ウエルトとレザーソールを新しく取り付けて、濃い茶色のペイントを施し、専用ミシンで靴底をしっかりと縫い付けます。

靴底を新たにつける様子
新しい靴底にします

 研磨機で靴全体を滑らかに仕上げ、締めくくりに靴を磨き、新しい靴紐を取り付けたら作業完了。上品で優雅なアンティークの靴に仕上がりました。素晴らしいですね。

靴が見事にリペアされました
リペアが終了
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「美しく完成しました!」「修理は一流」などの声

 思い出が詰まった靴を完璧に修復した職人技に、コメント欄には「素晴らしい仕事」「仕事の労力と職人技のレベルは驚くべきもの」「今では失われつつある職業。改めて敬意を表します」「マスターの仕事」「素晴らしい仕事だ!」「美しく完成しました!」「修理は一流」「職人技に誇りを持って下さい」など称賛するコメントが多数寄せられました。

画像はDavidsons Shoe RepairさんのYouTubeチャンネル(@davidsonsshoerepair)より引用

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