ねとらぼ
2025/04/14 19:30(公開)

洪水で全てを失った女性、約250万円かけ38日で家を自作 “ほぼ未経験”とは思えない完成度に「素晴らしい」「本当に尊敬」【海外】

快適に生活できそうなタイニーハウス。

 自然災害で家を失った女性が自作したというタイニーハウスを紹介する動画が、YouTubeで「本当に素晴らしい」「よく頑張ったね!」などと反響を呼んでいます。

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かつては寝室5部屋の豪邸住まい

 動画を公開したのは、さまざまなタイニーハウスに焦点を当てて紹介しているYouTubeチャンネル「Tiny Home Tours」。今回は“フロッグ”と名付けられたスージーさんのタイニーハウスのルームツアーです。

 かつては、寝室が5つある広い家に住んでいたというスージーさん。しかし、洪水によって全てを失ったことをきっかけに、トレーラーを購入して、自身が生活しやすいタイニーハウスを作り上げました。かかった費用は1万7000ドル(約250万円)とのことです。

洪水で全てを失った人が1.7万ドルで建てた家
スージーさんの“フロッグ”の外観
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カエルだらけの家

 この家の特徴はなんといっても「カエル」だらけのインテリア。家の名前“フロッグ”にちなんで、壁やキッチン、小物にまでカエルのモチーフがたっぷり。見ているだけで楽しい空間ですが、その裏には緻密な収納設計とDIY精神が詰まっています。

 建築経験がほぼない状態から始めた家づくり。スージーさんはまずトレーラーを購入し、自分仕様にカスタマイズしました。アーティストでもあることから、日々アート制作を行うためのデスクスペースも確保しています。

洪水で全てを失った人が1.7万ドルで建てた家
居心地が良さそうなくつろぎスペース
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居心地の良い空間が実現

 暮らしやすさにも工夫が凝らされていて、例えばリビングに置かれたソファの下には、大容量の収納スペースを設えています。キッチンは小さなものから大型へと変更し、配管作業も自分で行ったとのこと。天井には70個を超える瓶が調味料やスパイスなどを入れるための収納として吊り下げられています。まるでアトリエのような光景ですね。

 本棚としても活用されている階段を上がっていくと、ロフトは寝室になっています。スージーさんは「寝るだけですごく心地いい」とお気に入りであることを明かしています。

洪水で全てを失った人が1.7万ドルで建てた家
快適なベッドルーム

 奥にはシャワーとトイレを備えたバスルームも完備。服を置けるスペースもあるなど十分な広さがあります。

 なお、この家は移動式となっており、現在は家賃や光熱費がかからない仕事と組み合わせた生活を実現中。暮らしのコストを大きく抑えることで、スージーさんは自由に移動し、創作活動を続けながら生活しているそうです。

すてきな手作り住宅に反響

 スージーさんが手掛けたすてきなタイニーハウスに、コメント欄には「紫のキャビネットが大好き! 木材の感じもいいし、ロフトはすごく快適で居心地良さそう」「はやりのデザインじゃなくて、自分の好みに合わせた家ってところがいい」「本当に素晴らしい」という声や、「洪水のあと、彼女が自分の道を見つけられて本当にうれしい」「素晴らしい」「本当に尊敬します」「よく頑張ったね!」といった反響が寄せられています。

画像はYouTubeチャンネル「Tiny Home Tours」(@TinyHomeTours)から引用

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