息子の元に毎日やって来る“お客さま”の動画が、X(Twitter)に投稿されました。このポストの表示数は記事執筆時点で680万回を突破しており、1万9000件以上のいいねを集めています。

鈴木俊貴さんの著書を置いてある窓際
息子の元にやって来たのは……
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息子さんを訪ねるのは……

 投稿したのは、あむあむ(@amuamu_peanuts)さん。ある時あむあむさんが『僕には鳥の言葉がわかる』という本を読んでいたところ、「あ、中学の教科書で好きだったやつだ!」と息子さんに取られてしまったそうです。

 この本は動物言語学者である鈴木俊貴(@toshitaka_szk)さんの著書で、シジュウカラが発する言語の研究や、動物言語学を切り開くまでの歩みがつづられています。

 幼いころから鳥好きで、中学校の教材を通じて鈴木さんの研究内容を知っていた息子さんは、『僕には鳥の言葉がわかる』を読み始めたその日からシジュウカラの言葉を力説するように。すると、仲間がいると思ったのか息子さんの元に野生のシジュウカラがやって来るようになりました。

窓辺にやってきた野生のシジュウカラ
シジュウカラ!
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訪問してきたシジュウカラ

 あむあむさんが投稿した映像は、窓辺にやって来たシジュウカラの姿を映したもの。くちばしで窓を“ノック”しながら左右を行き来し、窓越しに部屋をのぞきこむ姿は「誰かいませんかー」と問いかけているかのようです。

部屋をのぞきこむシジュウカラ
室内が気になる様子
鳴き声を頼りに仲間を探している様子のシジュウカラ
仲間を探しているのかな?

 鈴木さんも、この状況には「ちょっと待って、なにこの状況!?」とびっくり仰天。「よく聞くと「ヂヂヂヂ(集まれ)」って声で仲間を呼んでいる!!!」と映像のシジュウカラが発している言葉について解説しつつ、どのような目的で窓に近づいてきたか考察しています。

 シジュウカラの不思議な行動を捉えた映像には、「すごい!! 運命的な出会いを感じます」「朝起きるのが楽しくなりますね」「ジブリアニメなら不思議な物語が始まるシーン」「このシジュウカラは、鳥界の鈴木先生みたいな存在で、ヒューマン研究者なのかもしれない…」などの感想が寄せられています。

 なお、あむあむさんによると、4月に入った今では“訪問”してくるシジュウカラのは2羽に増えたそうです。友達を連れてきたのかな。

動画提供:あむあむ(@amuamu_peanuts)さん