「東京から徒歩だけで、どこまで北へ行けるのか?」そんな無謀とも思える挑戦を卒業旅行に選んだ高校生たちの旅が、SNSで注目を集めています。制限時間は2週間。果たして、彼らが最後にたどり着いたのはどこだったのでしょうか?

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初日から37キロ歩くタフな旅

 チャレンジャーは、YouTubeチャンネル「かなやの旅日記」のかなやさん。高校時代に山手線一周を徒歩で巡ったことをきっかけに、歩く旅にハマり、日本各地を徒歩で旅するようになったとのこと。

 そんな彼が卒業旅行に選んだのは、東京から東北地方を目指す“徒歩の北上旅”。四六時中歩くわけではなく、1日に歩く距離は「常識の範囲内(30〜60キロ)」としながら、2週間でどこまで行けるのかを自分に課したチャレンジです。

かなやの旅日記
2週間歩き続けられるよう、無理のないペースでチャレンジ

 旅のスタートは朝8時20分、東京駅から。初日は埼玉県・春日部あたりを目標に定め、舎人ライナー沿いや国道にそって、ひたすら北へと歩き進めます。

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記念すべき第一歩
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道中は部分的に友人の「A君」も同行。いきなり40キロ近く歩くと聞いてご立腹です

 道のりは約37キロと、最初からなかなかにハードですが、出発から約11時間で春日部駅に到着。この日だけで歩いた距離は37キロ、歩数は5万歩を超えたといいます。

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苦労して歩き続けた旅人をしんちゃんがお出迎え
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2日目は雪と寒さでピンチに! 体調不良でまさかの中断

 春日部駅前のホテルに泊まり、迎えた2日目のスタートは朝8時半。前日は暑いほどの快晴だったのに対し、この日は一転して、天気予報に雪マークがつくほどの寒空が広がっていました。

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不安を誘う2日目の寒空

 そんなコンディションでも歩みは止めず、かなやさんは国道319号を北上。この日の目標を栃木県小山市に定めます。その距離41キロと、前日よりもハード。

 江戸川を渡って次は利根川……と、チーバくんの鼻先を横断する程度に千葉県を通ると茨城県へ突入。しかし、寒さと疲労にじわじわとやられたのか、かなやさんは体調不良に陥ってしまいます。

 やむを得ず、この日は茨城県古河市で中断。いったんバスで引き返し、体調を整えるために宿泊。翌朝、再び中断地点へ戻り、そこから徒歩の旅を再開しました。

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寒さにやられて2日目の行程は無念の中断
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旅の結末は動画で! 2週間歩き続けたその果てに……

 その後、体調を回復させたかなやさんは、小山市を経て宇都宮を目指し、東北新幹線に沿ってさらに北上していきます。以降の道のりについては、記事執筆時点ではまだYouTubeに動画は公開されていませんが、X(旧Twitter)にてにて写真とともに旅の様子がつづられています。

 そして、2週間の徒歩旅の果てにたどり着いたのは、はるか遠くの東北の街。その総歩行距離は、なんと500キロを超えたといいます。気になる結末の詳細は、今後公開される動画で明かされる予定です。

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2週間かけてたどり着いたのは盛岡駅。総距離539キロはすごすぎ
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最終日は焼肉と盛岡冷麺でお祝いだ!

 高校3年間でかなやさんが歩いた距離は、盛岡から鹿児島までの2011キロ。総歩数はおよそ270万歩にのぼります。今回のハードなチャレンジを終えた今も、「大学進学後も徒歩を極めていきたい」と語る彼の姿に、Xでは「お疲れ様」「おめでとう」といったねぎらいや祝福の声が数多く寄せられています。

画像提供:かなやの旅日記(YouTube@kanaya_travel)さん