コロナ禍の静まり返った街で拾った子猫のビフォーアフター写真がX(Twitter)に投稿されました。ポストは記事執筆時点で50万5000件以上表示され、1万6000件を超える“いいね”を獲得しています。
もうすぐ4歳です
コロナ禍の緊急事態宣言下で拾った子猫
投稿したのは、飼育放棄されたところを保護して迎えたソマリの「しぴ」ちゃんと、2021年コロナ禍中に救出し保護したキジトラ猫の「おこめ」くんと暮らす飼い主さん(@chipie0826)。今回話題になっているのは、おこめくんの保護当時の姿と、もうすぐ4歳になる現在の写真です。

おこめくんと出会ったのは、2021年5月。コロナ禍の緊急事態宣言が出され、街には人影がまばらだった時期でした。小雨が降り少し肌寒い日の夜、投稿者さんが仕事を終えて外にある鍵を取りに行くと、どこからか鳥の声のような、何かの機械音のような……よく分からない音が聞こえてきたそうです。
その音を頼りに探してみると、ダクトのようなものの中に体をねじ込ませている子猫を発見、急いで救出しました。少し待ってみましたが母猫が現れることもなく、雨で寒さが強まる中「このままでは死んでしまうかもしれない」と家に連れ帰りました。

翌日、仕事の前に動物病院に連れて行き、ミルクの飲ませ方を教えてもらいます。幸い、怪我も病気もないとのことで一安心。生米をくつ下に入れて保温したものを抱きしめて眠る子猫を見て「おこめ」と名付けました。こんなに小さな子猫を保護したのは初めてだったので戸惑いだらけでしたが、子猫はすくすくと育ってくれたのです。

保護した日からもうすぐ4年……
あれからもうすぐ4年。176グラムしかなかった体重は日に日に増え、しっかりとした体格に。最初は接触にとても気を遣ったけれど、先住猫のしぴちゃんともすぐに仲良くなれました。2匹が一緒に遊ぶ様子を見るのが幸せだという投稿者さんは、あの日おこめくんが助けを求めて頑張って鳴いてくれたことに感謝しているそうです。

「あのときの子!?」「投稿覚えてます!」驚きと喜びの声が寄せられる
投稿には、「尊い命を保護した主様の優しさと強い責任感…その深い愛情のもとに育まれたこめしゃん。これからも元気で成長してね」「こめしゃんの必死の声が飼い主さんに届いてよかった。そして無事大きくなって本当によかった」「ひっそりと静まりかえった街で誰かに届けと必死に泣いてたんですね。奇跡的な出会いに感謝」「立派に、そして元気に育ってホントに良かったです」などのコメントが多数寄せられています。



やんちゃに育ったおこめくんは、愛猫たちのために断線防止カバーを付ける投稿者さんをアグレッシブに邪魔する様子が以前も話題になりました(関連記事)。そんなおこめくんとしぴちゃんの毎日は、飼い主さんのXアカウント(@chipie0826)で見ることができます。
画像提供:しぴこめ(@chipie0826)さん
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