「おじいちゃん先生」の愛称で親しまれる画家にして絵画講師、柴崎春通(@shibasaki_art)さんの水彩画が、X(Twitter)で570万回以上表示され、約10万のいいねがつくなど反響を呼んでいます。柴崎さんが「あらあら 何だろうねこれ」と言っていた絵の正体とは――。

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絵の具のにじみがいつの間に……!

 柴崎さんが今回選んだ画材は、透明水彩絵の具。小中学校の授業で使うような不透明水彩と違って下地の色を透過しやすく、紙の色を透かせて生かしたり、色を重ねて複雑な色合いを出したりといった表現ができます。

おじいちゃん先生
絵筆一本、透明水彩絵の具で描くのは……?

 Xでは紙にさまざまな色を重ねる様子を、写真で段階的に紹介。最初のうちは茶色が薄くにじんでいるだけに見えますが、3枚目で具体的な形に……人物画かな? とようやく見当がついたところ、最後の4枚目で唐突にハイクオリティな完成形が登場しました。

おじいちゃん先生
さまざまな色をのせていく柴崎さん。この段階だとまだ抽象画みたいだけど……
おじいちゃん先生
重なった絵の具が複雑な色味を作り出す。どうやら人物画らしいが……?
おじいちゃん先生
と思ったら急に出てくる女性。過程どうなってんだよ!
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唐突な女性の絵の完成にファン騒然

 抽象的なにじみから突然女性ができあがる4コマ漫画のような投稿に、ファンからは「そうはならんやろ!」の声が続出。「誰も4枚目を予測できないよ……」と、驚きの声を呼びました。

 3枚目から4枚目の間に一体何があったのか? その模様は先生のメイキング動画で確認できます。

おじいちゃん先生
霧吹きで絵の具をにじませ、ナチュラルなグラデを表現
おじいちゃん先生
絵の具を筆で吸い取り、瞳にハイライトを加えている
5月6日まで大阪で個展を開催中

画像提供:柴崎春通(@shibasaki_art)さん