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JR桜島駅に導入された“動くホーム床”を紹介する動画が、X(Twitter)で440万回以上表示され、約3万9000件のいいねを集めるほど話題に。「これはすごい」「すごい進化だなぁ」などと反響を呼んでいます。
新時代のバリアフリー
投稿者は、旅行好きのXユーザー・たかちょ(@takacho_01)さん。最近では「#たかちょの大阪万博旅」と題して、大阪・関西万博に足を運んだ体験レポートを投稿しています。
話題になっているのは、万博会場直通のシャトルバスが発着する桜島駅で目撃した“動くホーム床”の動画です。

車椅子を利用する人のために、駅員が折りたたみ式のスロープを準備している光景は誰もが一度は見たことがあるはず。人力であり、正確かつスムーズに展開するには、十分な習熟訓練が必要になります。
しかし、桜島駅に導入されていた可動式のスロープは、ホーム上に取り付けられている常設型。到着した列車に合わせてスロープが自動でせり上がり、高さを調整しながら前方に張り出す機構を備えています。たくさんの人が歩いてもビクともしない頑丈さは安心感もありますね。
たかちょさんは、「JRの桜島駅に設置されてる可動式のホーム床、めっちゃすごいな。。。電車とホームの隙間を埋めるやつなんですけど、動きも面白いし見てて楽しいし、そもそも新技術感あってめっちゃよき!」と、感動を隠しきれない様子です。


万博期間に試験導入
JR西日本のリリースによると、可動式のスロープは桜島駅の1・2番乗り場と新大阪駅の2番乗り場に、万博開催期間の2025年10月まで試験導入されているとのこと。
Xでは「こういう技術がどんどん発展して欲しい」「ぬるぬる動いてカッコイイなこれ」「こういうのを導入させることが万博やオリンピックの価値なんよね」「車椅子ユーザーの家族ですが、スロープだしてもらうの心苦しいのでこういうのありがたい」などの反応が寄せられています。
お話を聞いてみた
ねとらぼ編集部では、この取り組みについてJR西日本に話をうかがいました。
―― 導入したきっかけを教えて下さい
JR西日本: 車椅子で鉄道をご利用いただくお客様のうち、駅係員のお手伝いが必要な方は、事前に駅係員に支援を依頼いただいていることから、お手数をおかけしているうえに、一定の待ち時間が発生しております。そのため、よりストレスフリーかつシームレスにご利用頂ける鉄道の実現に向けて、新たな技術を用いた別手段の実現を目指し、今回の技術開発に取り組みました。
―― 利用者の方からの反響はいかがですか?
JR西日本: 今回の検証を公表して以降、いくつかお客様もご意見をいただいています。この可動スロープにより、車椅子の方のみならず、すべてのお客様が安全かつ安心してご利用可能になる、といったご意見のほか、心理的な面でやはり従来通りのお手伝いが望ましいというご意見もありました。
―― Xでの反響にコメントをお願いします
JR西日本: 当社の取り組みが、多くの方に興味を持っていただけただけではなく、好意的なご意見をたくさんいただけたことに、大変うれしく感じております。現在は、桜島駅と新大阪駅に可動スロープを設置しており、エキスポライナーにご乗車のお客様がご利用いただけます。この検証を通じていただいたご意見なども踏まえて検討を進めていきたいと思いますので、万博へお越しの際など、是非利用いただければ幸いです。当社の取り組みをご体験いただく中で、安全かつ安心で、ミライの鉄道を感じていただければ嬉しいです。
動画提供:たかちょさん
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