ねとらぼ
2025/05/12 15:35(公開)

77歳のおじいちゃんプロ絵師、10B鉛筆で描いたら……「えええぇぇ!?」 衝撃の仕上がりが1177万表示「スゴすぎる」

これくらい描けるようになりたい。

 鉛筆の中で一番濃い「10B鉛筆」だけでスケッチを書き上げる、“おじいちゃん先生”の制作風景がSNS上で人気を集めています。X(Twitter)での投稿は約1177万回の表示数、約16万件の“いいね”を獲得しました。

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“10B”の鉛筆だけで動物のスケッチを描く……!

 この動画を投稿したのは、“おじいちゃん先生”の愛称で親しまれている、イラストレーターの柴崎春通(XYouTube)さん。今回は、10Bの鉛筆を使って、動物のスケッチを描いていきます。

笑顔で10Bの鉛筆を紹介する白髪の男性。背景には画材や本棚がある作業部屋。「はい10Bの鉛筆です」という字幕付き。
普段使わない10Bの鉛筆を使って絵を描きます

 まずは画用紙いっぱいに斜めの長方形、縦長の四角形、円、三角形などを組み合わせて、動物の大まかなシルエットを作ります。

鉛筆で描かれたワシの下描きの上から濃く塗っている様子。「10Bの鉛筆で塗っているんだけど」という字幕がある。
ざっくりと図形でシルエットを作ったあと……

 シルエットを描いたあとは、絶妙な力加減で鉛筆の濃淡を使い分けながら、絵のなかで明暗を作り出していきます。なんとなく輪郭が見えてきた気がする……!

鉛筆で紙をゴシゴシと塗りつぶす手元の様子。チェック柄のシャツを着た人物の腕が見える。「ゴシゴシゴシゴシです」という字幕付き。
力強く塗っていきます

 柴崎さんが描いているのは「ハクトウワシ」のイラスト。大きな羽と白い頭が特徴的なワシで、アメリカの国鳥にも指定されています。

 ワシの大まかな輪郭が描けたところで、練りゴムを使って塗った部分の一部を消したり、黒を薄くしたりして絵全体の調整をしていきます。

白頭鷲の顔と翼の鉛筆スケッチ。右手に鉛筆を持つ手が見え、「鷲(ワシ)ですね」という字幕が表示されている。
練りゴムなどを使って細かい部分を整形します

 「かき爪」のある手や顔などワシの細かい部分は、スケッチの終盤に書き込んでいきます。この工程は特に濃淡が大事なので、絶妙な力加減による鉛筆さばきと練りゴムによる調整は欠かせません。

鉛筆で描かれたワシの足と岩を掴む鋭いかぎ爪のクローズアップ。「うーん…ではそのかき爪で掴んでいる」という字幕付き。
手や顔などのパーツは終盤に描いていきます

 最後に柴崎さんの署名を入れて、ハクトウワシのスケッチが完成しました! 羽や岩の影のグラデーションや顔の作り込みは、とても鉛筆1本で描いたとは思えないほどリアルで、画用紙の中から今にも飛び出てきそうなほどです。

完成した白頭鷲の力強い鉛筆画。翼を大きく広げ、岩に立っている。「よいしょとはいこれで白頭鷲の出来上がりです」という字幕が表示されている。
超リアルなハクトウワシのスケッチが完成!
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「え?」「んなアホなwww」と驚きの声

 柴崎さんの画力を存分に生かした鉛筆1本のアートには、「水筒かぁ… ん? え? えええええええぇぇぇぇぇ?!」「んなアホなwww」「これは過去最大級のそうはならんやろ」「スゴすぎて怖いw」といった驚きの声が寄せられています。

 また「力強さが伝わってくる絵で素敵!」「描く工程が分かりやすくて参考になる」「鉛筆一本で翼の質感や力強い躍動感までも伝わる作品…感動です」といった称賛の声も集まりました。

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その他の動画を見る

動画提供:柴崎春通(XYouTube)さん

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