1000円で売られていたジャンク品を修理する動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で22万回を超えています。
ボタンを押しても動かない
動画が投稿されたのは、ジャンク品の修理や改造に挑戦しているYouTubeチャンネル「ebikani DIY」。今回は、通電しないため1000円で売られていたマキタの充電式ドライバー「TD171D」の修理に挑戦します。

まずは手持ちの互換品バッテリーを装着して状態を確認。持ち手下部のパネルは光りましたが、上部のLEDライトは発光せず、駆動部分はやはり回転しません。現在の状況からすると、内部のコントロール基板が故障している可能性も考えられます。
原因が基板にあった場合、修理するのは難しくなります。投稿者さんは「直せるか微妙って感じ」と、不安を覚えながらも分解。内部のパーツを一通りチェックしたところ、サビはひどいですが目立った損傷は見当たりませんでした。

調査中に見つけた物
そんな中で気になったのがスイッチのコネクター。部品をどかして観察しようとした際、やたらと簡単に外れた気がします。接続が甘かったのでしょうか?

まさかと思いながら全ての部品を戻してテストすると、TD171Dはあっさり起動。駆動部が故障していた原因は、コネクターが抜けかかっていたという単純なものでした。

単に直すだけならラッキーな話で済みますが、これは撮影。このままでは動画的にかなりボリューム不足なため、今回の撮影でLEDライトが光らない原因もまとめて調べることにします。
ライトも直そう
再び分解して2つのLEDライトと、それらにつながっているケーブルを取り出しました。極力お金がかからないよう、手持ちの部品で修理できないか考えながら各パーツを観察していきます。
調べた結果、原因はケーブルの断線およびLEDチップの損壊だと分かりました。そこで手元にあった100円均一ショップのLEDライトを分解。同商品に使われているLEDチップの1つを、TD171Dへ移植することにします。

チップのサイズは純正のものより少し大きい程度で、TD171Dの基板に問題なく収まります。断線していたケーブルもハンダ付けにより修理は完了。2つのライトが再び点灯しました!


予想外の事態に直面しながらも動画のことまで考えて修理していく姿には、「ラッキージャンクw」「1000円は破格ですね!」「100均ライトでLEDの修理はすごい!」「ジャンカー的には大当たり Youtuber的にはハズレ…と見せかけてピンチをチャンスにする応用力がすばらしいです」などの感想が寄せられています。
投稿者さんは、X(Twitter/@ebikani06826931)アカウントも運営中。YouTubeチャンネルでは、PS oneの周辺機器や、初期型PS3の修理に挑む動画などを公開しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「ebikani DIY」さん
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