ねとらぼ
2025/05/29 20:00(公開)

波打ち際で釣りをしていたら……「逃がすものか!」 姿を現した“王様”に興奮「羨ましすぎます」「これはまさかですね」

見ているだけで楽しい。

 ヒラメを狙って波打ち際で釣りをしていたところ、思いがけず高級魚が釣れた様子がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で13万回以上再生されています。

春の浅いサーフでヒラメ釣りしてたら、予想外の高級魚が釣れた!

 動画を投稿したのは、釣りが好きすぎるあまり31歳にして勤めていた会社を辞めて釣り旅に出た「たくわん」さん。日本全国を車1台で生活しながら巡り、その様子をYouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ」で公開しています。

 以前には、重量が10キロを超える幻の怪魚を砂浜から狙い、見事に釣り上げた様子が話題になりました(関連記事)。今回は、千葉県の砂浜でヒラメ釣りをしていたら予想外の高級魚が釣れたようで……?

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千葉県の砂浜でヒラメを狙う

 撮影日は4月上旬。事情があって釣り旅を中断していたため、約1カ月ぶりの釣行なのだそうです。千葉県のある砂浜を舞台に、ヒラメをメインターゲットとして狙っていきます。

砂浜からヒラメを狙います

 まずは砂浜を歩いて情報収集を行い、魚を釣るためのヒントを探しました。たくわんさんは小魚や海鳥などのほか、死骸や漂着物からヒントを得ることがあるのだとか。

 その後は、波打ち際で小魚の群れが跳ねていたらルアーを小さなものに変更して投げてみたり、周囲と地形が異なる場所や魚がつきやすい岩場を見つけたらルアーを投げてみたりと、情報を集めながら試行錯誤を続けていきます。

漂着物から釣りのヒントが得られることも

 たくわんさんによると、千葉県のヒラメは産卵絡みで浅瀬に接岸しやすい4~6月と10~1月がシーズンのため、そろそろ釣れ始めてもいい頃合いとのことです。

 そんな話をしながら釣りを続けていると、騒いでいる海鳥を発見。その様子から、海鳥が飛んでいる下の辺りには何らかの小魚がいそうです。先ほどまでトンビがいたという岩の上には、カタクチイワシのものだと思われる薄いうろこが落ちていました。

海鳥が騒いでいます

 しかし、可能な限り海鳥に接近してルアーを投げてみても、魚を釣ることはできませんでした。次へとつながるヒントは得ることができたため、この日はスーパーで購入した半額の総菜を食べてから休むことにします。

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翌日の早朝からヒラメを狙う

 翌日は早朝5時から釣りをスタート。まずは、前日にイワシの気配があった岩場に向かうことにしたようです。道中で打ち上げられていたハダカイワシを発見して近くでルアーを投げ、さらに大量に打ち上げられていたカタクチイワシの近くでもルアーを投げましたが……全く反応がありません。

ハダカイワシが打ち上げられていました

 いったん休憩しつつ、カタクチイワシがいて捕食者がいないわけがない。潮なのか時間なのか分からないけれど、あと一歩で魚にたどりつけそうな気がすると話すたくわんさん。干潮、満潮の潮止まり前後は外せないタイミングとのことで、夕方の満潮付近まで頑張ってみることにしました。

多くの捕食者のエサとなるカタクチイワシの姿も

 16時ごろ、あと1時間で満潮を迎えるタイミングであらためてルアーを投げていきます。着底させて軽くしゃくり上げ、再度着底して……と繰り返していくと、ついに何かがヒット。

 引き方からしてヒラメではなさそうだと話していると、釣れる間際でバレてしまいましたが……たくわんさんは「逃がすものか!」と波打ち際まで猛ダッシュ。最後は素手で獲物をゲットしました。

何かがヒット!

 釣れた魚は、“アジ界の王様”ともいわれるシマアジでした。本命ではないけれど初めて釣り上げたこともあって「うれしい一尾」と話しつつ、おいしくいただくために締めることにしました。

 葉の部分はネギ、球根の部分はタマネギやラッキョウのような味がするという野草「ノビル」を採取し、シマアジとともに調理していきます。

釣れたのは高級魚・シマアジでした
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本日の車上食堂は「自然食堂」

 釣れたばかりのシマアジはしっかりと血抜きを行い、土が付いていたノビルは海水でキレイに洗ってから調理開始。シマアジはうろこを取って三枚におろし、内臓や血合い骨を取った身の半分を、1品目の「シマアジのお刺身」に仕上げました。

野草のノビルを採取して、調理開始です

 2品目はノビルと塩、しょうゆだけで作ったなめろうを貝殻に詰めて焼いた「さんが焼き風」。3品目にシマアジのあらとノビルでだしを取り、塩だけで味付けをした「ノビルとシマアジのあら汁」を作ったら、シマアジづくしのメニューが完成しました。

刻んだノビルを入れた「シマアジのさんが焼き風」

 あら汁が完成したら、いよいよ実食です。お刺身は脂が少ないけれど青魚のうまみがあり、食感はぷりっともちっとしていたとのこと。おいしかったけれど、脂が乗っていたらより絶品だったと思われる味だったようです。

 また、あら汁はシンプルで、体に良さそうな味とのこと。ノビルはおいしいけれどネギと比べて繊維が強く、若干の苦みを感じたそうです。しかし栄養価は高いため、自給自足やサバイバル生活にはうってつけの食材なのだそうですよ。

あら汁は体によさそうな味がしたそうです

 最後にさんが焼きを食べてみると……細かく刻んだことでノビルの繊維を感じにくくなり、3品の中で一番おいしくいただけたそうです。ノビルを食べて野菜や調味料の偉大さやおいしさを実感したけれど、たまにこういった“野のもの”を食べたくなると語るたくわんさんなのでした。

「最高!」「シマアジ羨ましすぎます」と反響

 この動画のコメント欄には「最高!」「シマアジ羨ましすぎます。めちゃくちゃおいしいですよね」「これはまさかの魚ですね」「シマアジなんてさすがです」「やっと春が来ましたね」といった声が寄せられています。

 たくわんさんは、YouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ」のほか、Instagram(@takuwannofishinglife)やX(@PzLdm25y1D4W6yn)でも日々の釣りの様子を発信中です。

「たくわんのフィッシングライフ」動画まとめ

大物ぶっこみ釣りで釣れた凶悪魚を食べてみたら驚くほど美味しかった
浅い浅い砂浜でのルアー釣り。やっとの思いで釣った高級魚で一人晩酌パーリナイ
砂浜で釣り上げた18kgの巨大魚に究極の血抜きをして美味しく食べてみた

動画提供:YouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ

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