あちこち伸び放題だった大きなツツジ→プロのお手入れで……　目からウロコの変貌に「いや～、お見事」「早速チャレンジしてきます」

　花を咲かせているツツジの樹形を美しく整える方法が、YouTubeで紹介されました。この動画の再生数は、記事執筆時点で7万3000回を超えています。

花と樹形の美しさを両立

　動画を投稿したのは、草木のお手入れアドバイザーの岩井淳（サントーシャじゅん）さん。庭木や草花のお手入れに関する情報をYouTubeチャンネル「みどりと共に サントーシャじゅん」で発信しており、以前には大きくなって管理が大変になってしまった庭木のお手入れ方法を紹介しました（関連記事）。

　今回は、過去に「花が咲き終わったツツジの剪定（せんてい）方法」の解説動画で切った樹高1メートルのツツジをお手入れ。花が咲いている状態と整った樹形を両立させ、美しくコンパクトに仕上げていきます。なお、こちらの切り方はツツジ類全般に応用可能です。

　切る際のポイントは、刈りバサミやトリマーなどで一気に刈り込まないこと、突出している枝を狙うことの2つ。ピンポイントで1本ずつ切っていくことで、花を極力残しながら樹形を整えられます。

　まずは、対象となる枝を探すためツツジをじっくり観察。横から見ると、どれが突出した枝かよく分かります。優先して切るのは葉だけの枝ですが、形を整えるのに必要であれば花が咲いているものでもカット。せっかく咲いているので、切った後は花瓶に挿すなどして屋内で飾ります。

　カットする位置は枝分かれしている部分。奥深いところにある付け根から切り落とすことで、長期間コンパクトに樹形を保てるそうです。また、切り口が見えにくいため武骨な印象を与えず、自然な感じで木を小さくするメリットもあるとのこと。

　しかし、付け根で枝を切る作業を繰り返すと葉や花がごっそりなくなり、大きな空間ができてしまう場合もあります。そんなときは少し枝を残してカット。日当たりが悪いと枯れてしまう可能性がありますが、やがて切り口から芽が出てきて隙間を埋めてくれるそうです。

短い枝で樹冠を作る

　ここで、じゅんさんは3本の枝を横に並べて比較。このうちの2本は徒長しており、太くて長い枝の先端に花を咲かせています。それに対し、残りの1本は細くて短いながらも先端の花の数は同程度。この短い枝が緻密になるようカットすると、ツツジの管理がしやすくなるそうです。

　花の数が減りすぎないよう確認しながら、同じ要領でツツジをあちこちカット。短時間の剪定で切り口が目立たないように樹形を整えました。

「いや～、お見事」「早速チャレンジしてきます」

　じゅんさんによる分かりやすいツツジの剪定解説に、コメント欄では「いや～、お見事ですね」「すっきりしましたね。素敵です」「タイミングを逃さず綺麗にしたいと思います」「非常に参考になりました！」「早速チャレンジしてきます」といった声が寄せられています。

　じゅんさんは、草木のお手入れに関する情報をYouTubeチャンネル「みどりと共に サントーシャじゅん」やInstagram（@santosha_jun）で発信中。個人向け剪定レクチャーの依頼などについてはWebサイトで確認できます。

「みどりと共に サントーシャじゅん」動画まとめ

動画提供：YouTubeチャンネル「みどりと共に サントーシャじゅん」