ねとらぼ
2025/06/01 20:00(公開)

半分しか生き残れない“激ムズ”おたまじゃくしを1カ月育てたら…… 「ビックリ!」「す、すげえ」圧巻の光景に大反響

 おたまじゃくしを1カ月育てたら……。育てる様子と成長した姿が、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で1万8000回以上再生され「可愛い過ぎやろ」「頑張って育って」と話題になっています。

 動画を投稿したのは、多種多様なカエルを飼育しているYouTubeチャンネル「世界カエル指食われ協会」の「むし」さん。以前は約半年ぶりに土の中から起きてきたクランウェルツノガエルの不思議な姿が話題となりました(関連記事)。今回は、おたまじゃくしの飼育の難しさと、成長した驚きの姿を紹介してくれます。

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おたまじゃくしの難しさ

 オスとメスのヒキガエルを同じ池で捕獲し、自宅で繁殖させることに成功したむしさん。春には卵からたくさんの小さなおたまじゃくしが誕生しました。そこから始まるのがむしさんいわく「おたまじゃくし育成地獄」……実は、おたまじゃくしは飼育難易度が高めなのです。

ヒキガエルの繁殖に成功
たくさんのおたまじゃくしが生まれた

 おたまじゃくしは非常に食欲が旺盛で、主に植物性のエサを与えるのですが、数が多いとエサは一瞬で無くなります。それに関連して怖いのが、水質悪化です。水が汚れると、一気に体調を崩して最悪の場合全滅という可能性もあるとのこと。なので、毎日餌やりと水換えの繰り返しになり、完全におたまじゃくし中心の生活となってしまうのだそうです。

水質が悪化すると全滅の可能性も
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生き残り上陸できるのはごくわずか

 1匹でも多く元気なカエルになるようにと手間と愛情をかけ、知識を活用して育て、足がはえてきたら別の容器に1匹ずつ移します。そして約1カ月後、おたまじゃくしたちはついに上陸を開始します。しかし、本当の試練はこれからだとむしさんは語ります。

上陸を開始しました

 ヒキガエルの幼体はものすごく小さなエサしか食べられません。上陸直後はコバエさえ食べられない数百匹に、満足なエサを与えるには時間もコストもかかります。むしさん自身は生き物系YouTuber専業だからできることであって、“会社勤めをしながら、学校に行きながら、家事をこなしながら”では正直かなり難しいだろうとのことです。

小さな小さなヒキガエルたち
時間もコストもかかります

 そんなむしさんがしっかり時間を使い、向き合って育てても現実は厳しく、生まれ持ったポテンシャルの違いで大きくなれない個体もあり、成体になる途中で力尽きる個体も当然現れます。それでも今回半数ほどはカエルの姿になってくれ、むしさんはこれからも大事に育てていくと話しています。

カエルになったのは約半数
自然界では1年までの生存率は極めて低いと言われている
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成長後の姿は圧巻!

 動画の後半では、少し大きくなったカエルたちにむしさんがエサをあげる様子も収められています。上陸したときはみんな同じような色だったカエルたちは、それぞれ個性的な色や模様をまとい、差し出されるエサにわらわらと近寄ってきます。カラフルでかわいい~!

 ピンセットからエサをもらったり、むしさんの指を食べようと狙ったり、なんだかとっても愛らしく見えてきますね。ヒキガエルの子どもたちの成長は、引き続きYouTubeチャンネル「世界カエル指食われ協会」で発信しているので、気になる人は遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

みんな違う色になりました
なつくんですねー!?

「すげえ!」「こんなに育てられるんだ」驚きの声

 動画には「もうすっかりカエルの見た目になっていてすごい これからもお世話頑張ってください」「頑張って上陸は半分…厳しい…頑張って育って」「そりゃ生き物と向かい合っていたら動画には映らない大変な面もたくさんありますよね…」「餌のやり方優しいなぁ」「わちゃわちゃお食事風景は安定の可愛さ」「ずっと指狙ってるのかわいすぎますね」など、たくさんのコメントが寄せられています。

 むしさんはYouTubeチャンネル「世界カエル指食われ協会」のほか、X(Twitter/@mushi_frog)やInstagram(@mushi_frog)でも、カエルたちの日常を公開しています。

画像提供:YouTubeチャンネル「世界カエル指食われ協会

(Yuki ブログInstagram

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