不気味な“沈没船”のそばにカニカゴを仕掛けたら……「キター！」　興味深い結末に「最高やな～」「こんな生活憧れます」

　海辺の古民家で1人暮らしをする30歳男性が、“庭の海”にある沈没船付近にカニカゴを仕掛けた結果がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点で19万回以上再生されています。

　動画を投稿したのは、田舎の海辺にある古民家で1人楽しく暮らす様子を発信しているYouTubeチャンネル「海辺暮らし / よもぎ」のよもぎさん。以前には、庭の海でカニカゴを使った漁を行う様子を見せてくれました（関連記事）。

　今回は春の生き物調査を兼ねて、庭の海にある沈没船付近にカニカゴを仕掛けていく様子を見せてくれるようです。

庭の海にカニカゴを仕掛ける

　カニカゴに仕掛けるエサは370円で購入したカツオで、頭も骨も内臓も全て余すことなく使っていきます。そして、切り分けたエサをカニカゴにセットし、イカダの後ろに2つ、以前モクズガニが取れたポイントに1つ、本命ポイントである沈没船のところに1つと、計4つ仕掛けました。

　カニカゴを船に積み込んで出航し、次々とポイントに仕掛けてから帰港。何か取れたらいいなとワクワクしつつ、翌日の夕方に引き上げることにします。

翌日、カニカゴを引き上げる

　翌日の17時。再び船に乗って出航し、前日に仕掛けたカニカゴを引き上げていきます。1カ所目と2カ所目は何も入っていませんでしたが、2日目も期待できるため再び仕掛けておくことにしました。

　以前、同じようにカニカゴを仕掛けたときは取れ高が良かったですが、今回は4つ中2つがハズレという状況。「同じ場所でも、潮が影響して生物が移動するのかな？」と考えつつ、3カ所目のカニカゴを引き上げてみると……過去一のサイズだというイシガニが入っていました。

　そしてラストの4カ所目。沈没船付近に仕掛けたカニカゴを引き上げてみると、カニ2匹とヒトデ、フグが入っています。取れたカニは見慣れているイシガニと色も模様も違いますが、甲羅やツメなどはイシガニという不思議な個体だったようです。

　カニを観察したいけれど船が流されてしまうので、いったん桟橋に戻ってから詳しく確認することにします。しかし、大漁なことに興奮してしまい、もう一度仕掛ける予定だったカニカゴをうっかり持って帰ってきてしまったよもぎさんなのでした。

　桟橋に戻ってからフグとヒトデを逃がし、カニカゴを再度沈没船付近に仕掛けてから、あらためてカニを観察してみることにします。

　調べてみたところ、イシガニは育った環境やエサによって色が変わるらしいとのこと。このカニは、イシガニと考えてよさそうです。

　なお、まだカニカゴの中にエサが残っていたため、取れたカニはいけすに入れておき、翌日もう一度仕掛けたカニカゴを引き上げてから食べる予定でいるそうですよ。

山菜採りと2回目の引き上げ

　さらに翌日。この日は山菜を見つけたため、採りに行くことにしたようです。なんでも、3月から図鑑を見ながら散歩していたところ、とても身近な船引場で「ノビル」という野草を発見したのだとか。この日食べる分だけを採取し、洗っておくことにしました。

　そして夕方には、再びカニカゴを引き上げにいくことにします。残念ながら1～3カ所目には何も入っていませんでしたが、「カニカゴを仕掛けるときはカゴの向きに注意すること」を学びつつ、沈没船に向かいました。

　沈没船付近に仕掛けたカニカゴを引き上げてみると、少し小さめではありますが、1匹のイシガニが入っています。どうやらこの沈没船周りは、生き物の隠れ家になっているようです。

　漁を終えた後はカニカゴや船に感謝しつつ、メンテナンスを実施。漁に使っているこのカニカゴは、よもぎさんと同じくらいの“年齢”なのだそうですよ。

カニと山菜を使った夕飯

　19時過ぎ。雨が降ってきましたが、取れたカニと山菜を使った夕飯を作っていきます。この日の献立はカニチャーハンとカニのみそ汁。一番大きなカニはチャーハンに、一番小さいカニはみそ汁に入れるようです。

　まずはぜいたくに2匹のカニを使ってだしを取り、チャーハン用に身を冷ましてからほぐしておきます。ノビルは刻み、カニの身と一緒にチャーハンの具材にしました。

　完成したイシガニチャーハンとみそ汁は思わず「おいしい」と声に出てしまうお味だったようで、あっという間に完食。ノビルはネギのような感じで、チャーハンのいいアクセントになってくれたそうですよ。

　なお、カニカゴを使用する際は漁業権が必要となりますが、よもぎさんは地域の漁業組合に加入しており、共同漁業権を有しているとのことです。

「これ絶対うまいやつ」「こんな生活憧れます」と反響

　この動画のコメント欄には「沈没船周辺最高やな～」「見応えがありました」「これ絶対うまいやつ」「やっぱりカニですね！」「こんな生活憧れます」といった声が寄せられています。

　日々さまざまなことに挑戦し、レベルアップしているよもぎさんの日常は、YouTubeチャンネル「海辺暮らし / よもぎ」やX（@yomogi_outgame）で発信中です。

「海辺暮らし / よもぎ」動画まとめ

動画提供：YouTubeチャンネル「海辺暮らし / よもぎ」