構想から完成まで半年ぐらいかかったという超大作がX(Twitter)で話題になっています。この作品は記事執筆現在までに50万回以上表示されています。

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手掛けたのは“だんじり”

 話題となっているのは、「三井淳平」(@Jumpei_Mitsui)さん。過去には、約4メートルの「風神雷神図屏風」が圧巻の完成度だと話題になりました(関連記事)。

 今回、三井さんが手掛けたのは、レゴで作成した神戸・東灘の伝統的な「だんじり祭り」で使われるだんじりです。だんじりとは豪華な彫刻が施された木製の山車(だし)のこと。祭りでは、重さ4トン以上のだんじりを大勢で引き、街中を勢いよく駆け抜ける迫力のある風景が見られます。

東灘のだんじり!(画像提供:三井淳平さん/@Jumpei_Mitsui

 レゴで制作されただんじりは本物のサイズの1/3.4スケール。提灯(ちょうちん)や装飾の織物、木彫りの部分など細部まで丁寧に再現されています。

織りやコマ提灯(ちょうちん)も美しい(画像提供:三井淳平さん/@Jumpei_Mitsui

 三井さんは「レゴブロックで作れる高解像度の限界に挑みました」「設計図は手書きのスケッチ一枚のみで、あとはすべて手作業で作っています」とコメントしました。

横から見たところ(画像提供:三井淳平さん/@Jumpei_Mitsui

 また、使用されたピースは20万個程度とのこと。最後の3日間は不眠不休で仕上げたことも伝えています。

「東灘」の文字がど迫力の提灯(画像提供:三井淳平さん/@Jumpei_Mitsui

 なお、このレゴ製のだんじりは神戸にある「東灘だんじりミュージアム」で展示されているとのことです。

三井さんと作品の記念ショット(画像提供:三井淳平さん/@Jumpei_Mitsui
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「東灘だんじりミュージアム」には巨大ジオラマも

 また、同ミュージアムには、三井さんが過去に制作しただんじりまつりの巨大ジオラマも展示されています。

「だんじり祭り」巨大ジオラマ(画像提供:三井淳平さん/@Jumpei_Mitsui
ジオラマを俯瞰した1枚(画像提供:三井淳平さん/@Jumpei_Mitsui
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超大作に反響

 日本の伝統的な祭りを象徴するだんじりを、レゴで再現したという試みには「すっ、すごい」「迫力、重厚感、繊細さ、再現度、とにかく素晴らしくて感動しました!!」「まさに超絶技巧だ」という声の他、「まさに三井さんの真骨頂、集大成だと思います」という声も寄せられていました。

 三井さんはXの他にも、InstagramYouTubeからも情報を発信しています。

画像提供:三井淳平(@Jumpei_Mitsui)さん