ねとらぼ
2025/06/04 09:00(公開)

雑草のプロ「固定観念をブッ壊す」対策が話題沸騰 目からウロコの徹底解説に「分かりやすい」「除草剤いらずだ」

 庭師の男性が、目からウロコな発想で草むしりに取り組む動画をYouTubeチャンネル「植木屋ケンチャンネル。」に投稿しました。記事執筆時点で動画の再生数は1万7000回を超えており、その考え方は「すごく分かります!!」「いいなあこれ」「たしかに」と反響を集めています。

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固定観念を捨てた草むしり

 投稿したのは、園芸装飾一級技能士の資格を持つ庭師の中村健三さん。今回は除草剤を使わずに庭の手入れをする方法を解説します。

 まず大事なのは固定観念を捨てること。草むしりをする際、余計に生えている植物を全て“雑草”として抜き、土だけの状態にすべきと多くの人は考えます。

 しかし、「ここに生えいてほしくないものだけを抜けば良い」と発想を変えることを提唱。大きい草を抜くだけでもきれいになるので作業時間が短縮される他、庭のレイアウトを考える楽しさも生まれるそうです。

 動画では、家のさまざまな場所で草をどのように抜くのか実演。室外機周辺の場合は、綿毛を飛ばして繁殖する背の高いキク科の植物や、非常に細長いスゲと思われるものを抜き取ります。一方でカタバミのように小さい草には手をつけず保存。大まかに抜くだけで、手入れが行き届いている感じになりました。

発想を変えて草むしり
大きい草を抜くだけですっきり!

 芝生の場合は、背が高くて目立つアワダチソウの仲間を除去。ここにはマツバウンランも生えていますが、かわいらしい花を咲かせているので残しておきます。ポツポツと咲いている姿は芝生のために設けた花飾りのようです。

芝生も目立つ草だけ抜いていく
マツバウンランが飾りのようになった

 別の場所でも背の高いキク科や、ヌスビトハギなどを抜いていきます。しかし、ここはブロック塀が近くにあり、庭木も生えているエリア。スゲのような細い植物は生えていてもあまり目立たないため、抜かずに残しました。

キク科などは取り除くけれど……
スゲなどは残っていても目立たない

 今回の動画で伝えたいのは、“雑草としてひとまとめに捉えて目の敵にするのはやめよう”ということ。各植物固有の性質を理解した上で、その植物がその場所に生えているのは自分にとって良いかと考えてから対策することが、新しい形の庭の手入れになるのではないかとしています。

「雑草」の一言でまとめずに対策しよう
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除草剤いらずの発想に「この考え方大賛成」

 コメント欄には、「逆転の発想」「大きい(背の高い)草だけ取るのが効率いいですね」「かたばみを目の敵にしなくてもいいのか、と目からウロコでした」「気張りすぎてない自然に溶け込むような庭が落ち着きます。この考え方大賛成です」などの感想が寄せられています。

 同チャンネルではこの他にも、庭の手入れの方法や猛暑対策ウェアを使う上での注意点などを動画で伝えています。

動画提供:YouTubeチャンネル「植木屋ケンチャンネル。」さん

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