しばしば耳にする「行けたら行く」という“曖昧な返事”をする人の「思考を再現した」という装置が、TikTokで110万回以上再生されるほど人気を集めています。
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「行けたら行く」思考をビー玉で表現
動画を投稿したのは、アナログゲームの工作が趣味のTaT(TikTok)さん。今回は「行けたら行くって言う奴の脳内を可視化してみた」と題して、脳内で繰り広げられる思考をビー玉を転がす装置で表現しました。
装置は、上部から投入した大量のビー玉が落ちていき、「行く」「行かない」と書かれたゴール(結論)にたどり着くというもの。その途中には、ビー玉(気持ち)をどちらかに振れさせる、いくつもの関門が待ち構えています。
気持ちを「行かない」寄りに導く仕掛けが続々
第1の関門はスケボーやスノボー競技で見るようなハーフパイプ状になっていて、「行く?」「行かない?」「やっぱり行く?」などと書かれた床の上を、ビー玉たちは揺れ動く心情のように右往左往しながら転がっていきます。
第2の関門は、「行く」「行かない」を仮決定するシーソー。ただ、なぜかほとんどのビー玉はここで「行かない」コースへ落ちてしまいます。なんならシーソーにたどり着く前にコースアウトするケースも多く、どうも「行かない」という気持ちにに偏っているような……。
最後は「カイジ」ばりの難関も
それでもなお「行く」へ進んだビー玉を迎える最終関門は、「あーなんかダルくなってきた」と書かれたすり鉢状のステージ。底にはレンコンのように多数の穴が開いていて、ビー玉が入る穴次第でどちらのゴールへ向かうかが決まります。漫画『賭博黙示録カイジ』のファンなら、「沼の三連クルーンみたいなやつ」と言われればピンとくるはず。
しかし、ゴール手前の排出口をよく見ると、「行く」へ進む通路の幅はごくわずか。結局、全てのビー玉……もとい思考は、「行かない」というゴールに放り込まれたのでした。これ、「沼」ほどではないにせよけっこうな無理ゲーだし、最初から行く気なんかなかったのでは……。
まるで「『行けたら行く』と言う人は基本的に来ない」と言いたげな設定の装置には、コメント欄には「めっちゃ分かる」「私の『行けたら行く』はまんまこれ」と共感の声が多数。その一方で、「俺の場合は『親の許可が下りたら行く』」「本当に文字通り『行けたら行く』なので、全員が全員こうだと思われるのは心外」といった反論もみられます。
TaTさんはX(Twitter)でも多数の作品を公開。続編的な「何を食べたいのか聞かれて『何でもいい』って言う人の脳内を可視化した装置」も、200万表示されるなど人気を博しています。
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