プロスポーツの試合会場で販売される「スタジアムグルメ」。チームの特色を盛り込んだり選手が監修したりと、さまざまなメニューが観客を楽しませています。そんな中、見た目のインパクトが抜群なメニューが登場し、「なんじゃこりゃ」「逆に食べてみたいw」とX(Twitter)で注目を集めています。ねとらぼ編集部は、球団側にメニュー発売の狙いを聞きました。

埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドーム(画像提供:埼玉西武ライオンズ
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ヤンニョムチキンに青のマヨネーズ

 話題になっているのは、プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」にちなんだ交流戦グルメの1つ「ドラゴンブルーヤンニョム」です。埼玉西武ライオンズが6月13~15日の3日間、本拠地・ベルーナドーム(埼玉県所沢市)内の店舗「韓激(かんげき)」で販売します。

 ドラゴンブルーヤンニョムは、ピリ辛で人気の「ヤンニョムチキン」に対戦相手・中日ドラゴンズのチームカラーである青のマヨネーズを大胆にかけたメニュー。インパクトの強い見た目ですが、コクのある味付けで見た目の驚きとおいしさの両立を追求したといいます。

ドラゴンブルーヤンニョム(画像提供:埼玉西武ライオンズ
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「大阪万博やミャクミャクを意識したものではございません」

 ドラゴンブルーヤンニョムの発売が発表されると、赤と青の色味からSNSでは「え、色www」「ミャクミャクじゃん」「万博コラボ?」と、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」を想像させるとして盛り上がりました。

 しかし、この点を球団側に聞くと「中日ドラゴンズさんの球団カラーを意識しており、大阪万博やミャクミャクを意識したものではございません」ときっぱり。それでも「皆さまが自由に楽しく想像を膨らませてくださっていることは、私たちとしても大変うれしく思っております」と胸中を明かしています。

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“SNS映え”としての期待も

 また、球団側はドラゴンブルーヤンニョムに“SNS映え”としての期待も寄せています。「ジューシーなチキンと鮮やかな青色のマヨネーズとの組み合わせは視覚的インパクト抜群で、手に取っていただくだけで“映える”こと間違いなしのメニュー。実際に手に取ってご覧いただくと、そのインパクトはさらに感じていただけると思います」とアピールしました。

 中日ドラゴンズ戦では、対戦相手にちなんだ「対戦カード別グルメ」を14種類、1つの店舗の味を一度に複数味わえる「欲張りグルメ」は19種類用意しているとのこと。「いずれも見た目のインパクトはもちろん、味にもとことんこだわり抜いた商品ばかり」なのだそうで、「野球観戦のワクワク感に加えて、この期間でしか味わうことのできない交流戦グルメを、ぜひご堪能ください!」と訴えました。