ゲームセンターなどで見かけるアーケードゲーム筐体をモチーフに、機械と自然を融合させた神秘的なテラリウムが、Instagramで「これ大好き!」「こんなの見たことない!」などの反響を呼んでいます。

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アーケード筐体が未知の力で石化した?

 投稿者は、テラリウム作家の温密林(0n.mitsurin.studio)さん。今回は「アーケードゲーム筐体」をモチーフにした神秘的なテラリウムを作り、その制作工程をまとめた映像を公開しました。

 さまざまな色のUVレジンを用意して、丸く成形していきます。石こうで作った板に埋め込んでいくと、アーケードゲーム筐体らしいレバーとボタンが並ぶコントロールパネルができあがりました。

丸い型にレジンを流し込んでボタンに
レバーの玉は丸めた銀紙をレジンで固めて作成。台座に埋め込んでコンパネに

 筐体本体は型枠に石こうを流し込んで作成。ディスプレイのベゼルやダクトなどは細長く切った木材を組み合わせて、時間経過による劣化を表現しています。

石こうで作った筐体カバー
ベゼルは細い木片を組み合わせて作成
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想像をかき立てる仕上がりに

 パネルを組み合わせた筐体の内部に土や小石、植物を配置していくと、アーケード筐体型のテラリウムが完成。人類が滅びた世界で機械と自然が融合し、かつての文明の名残が顔を出す……そんな想像をかき立てるような作品に、コメント欄には「これ大好き!」「こんなの見たことない!」などの反響が寄せられています。

泥や石、植物を配置
照明を入れるとゲームの背景のよう。ワンダーボーイとか?
複数並べると、古代のゲームセンターのようでもある

 なお、作品に用いられた石こう素材は、アルカリ性が強いため取り扱いには注意が必要。完全に硬化するまでは動物にとって非常に危険で、温密林さんは使用する場合は入念に乾燥させるよう呼びかけています。

動画提供:温密林(0n.mitsurin.studio)さん

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