ねとらぼ
2025/07/01 11:00(公開)

30歳中古品マニアが「超巨大ブックオフ」訪問→奥に隠れていた“330円のお宝”に衝撃 「こんなのあるの!?」

 「リサイクルショップでわくわくする掘り出し物を見つけたい!」誰しもが胸に秘めている願いだと思います。

 たくさんの商品が並ぶお店で、家具や家電、キャラクター雑貨などを探す楽しみは唯一無二。大きなおもちゃ箱の中を探検しているかのようです。中には非常に安価に値付けされたアイテムや、今では手に入らないレア物も見つけることができます。

 筆者もその魅力に取り憑かれたひとり。リサイクルショップ好きライターの神田(こうだ)です。前回は、とびきりかわいい昔のハウステンボスのマグカップを入手した記事をお届けしました。

 私はかわいいものが好きで、とりわけ昔に発売されたレトログッズに心がときめきます。洗練されすぎない味のあるデザインや、今では考えられない突飛なコンセプトのものが多く、今見ると逆に新鮮な驚きがあるんです。特にレトロなサンリオグッズのかわいさと言ったら! 日本のかわいい文化を作ったとも言えるサンリオのかわいさはいつ見ても色褪せません。

 ということでいつものようにリサイクルショップに行き、ハンカチ売り場をパトロールしていたところ、「まさか!」という掘り出し物を見つけました。

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昔の「ご当地キティハンカチ」を発見!

 雑多にかけられたハンカチをかき分けると、見覚えのある縁取りのものを発見! もしやと思いハンカチをめくると……?

 ありました! 私が集めている「ご当地キティハンカチ」が!!!!!!

凛々しいね

 こちらは新潟限定で販売されていた「越後ちりめん問屋の越後屋キティ」ハンカチです。ハローキティがちょんまげを被って、菓子箱に入った小判を見せつけています。テレビなどで聞いた覚えのある“越後屋、お主も悪よのう”のやつですね。こんなのあるの!?

 メディアの影響で悪のイメージが強いですが、商品説明のシールには「正義を愛する心優しき越後商人 皆々様をお助け申す」と書かれています。ハローキティが悪いことするわけないですからね。

 コピーライトによるとこちらは2006年のもの。今から約20年前のものです。価格は330円。新潟に旅行した前の持ち主が整理整頓の際に手放したのでしょうか。また、こうしたアイテムは経験的にひとつ見つけると複数見つかることが多いです。

 他のラックを見るとやはり見つかりました。詳細は書かれていませんが、おそらく富士山近辺で売られていたご当地キティハンカチだと思われます。ザックとピッケルを持ち、チロリアンハットを被るキティちゃんがなんとも愛らしい。デザインもダイナミックでかわいいです。コピーライトによると2000年製のようです。

うれしすぎ

 ラックを隅から隅まで探し、なんと14枚のご当地キティハンカチ+タオルを見つけることができました。これは大きな収穫です。ホクホクとした気持ちで店を後にしました。掘り出しものを見つけると気持ちが高ぶってお風呂上がりの感じになりますね。

 ちなみにこちらは千葉県の「BOOKOFF SUPER BAZAAR」で見つけたもの。超巨大な店舗でわくわくしながら探しました。おかげでハンカチのコレクションが累計200枚を超えました。ブックオフさん、いつもお世話になっています!!!! 

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そもそも「ご当地キティ」って?

 私の気持ちがはやって「ご当地キティ」とは何かという説明が漏れていました。「ご当地キティ」とは、全国津々浦々の名産や名所など、各地域の個性を反映したハローキティのキャラクターアイテムのこと。ご当地キティをメインにキャラクター関連グッズの企画・製造販売を手がけるあすなろ舎が1998年から始めたプロジェクトです。

あすなろ舎のサイトでは歴代のご当地キティを見ることができます(画像はあすなろ舎HPから引用)

 旅行先のお土産屋でストラップやハンカチなどを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。ちなみに現在も販売されており、今はハローキティだけでなく、シナモロールやポムポムプリンなどその他の人気キャラクターを含めた「ご当地サンリオキャラクターズ」の商品がラインナップされています。

 私がなぜご当地キティが好きなのかというと、「地域の特産品や名所とコラボした唯一無二のデザイン」「本家サンリオには見かけない攻めたビジュアル」「全国展開しているので、自分の地元のご当地キティが見つかる」という点があります。

以前製造元に話を聞いたところ、金型で型を起こしていたらしいです

 ハンカチ以外にも、ご当地の名産・名物に扮したハローキティの根付もユニークです。たとえば博多限定の根付は明太子になっちゃってますし、静岡限定の根付はみかんになった上にネットに包まれちゃっています(めちゃくちゃ手間かかってる)。

 よくもまあこんなことをしたものだとビジュアルの迫力に圧倒されてしまいました。商品化されたということはもちろんサンリオの承認も通っているわけですからサンリオの懐の深さにもあっぱれです。

なんともいえない味わい

 私が特にハンカチを好むのは、部屋に飾ったりして楽しめるからです。これは箱根限定の金太郎ハローキティですが、キティちゃんが熊を従えており何とも言えない迫力がある。かわいさとワイルドさを兼ね備えており、ちょっと笑ってしまいます。額か何かに入れたいな。

 サンリオは今の時代にもかわいいものを次々生み出し続けていて本当に最高なのですが、生活雑貨やぬいぐるみなどは多い反面、こうして飾って楽しめるアイテムはあんまり多くない印象です。ポスターはサンリオの機関誌のいちご新聞に封入されているくらいじゃないでしょうか。もしあすなろ舎さんやサンリオさんがこの記事を読んでいたら、何か空間を彩るポスターやタベストリー的なアイテムを拡充してくれることを願っています。

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リサイクルショップっていいもんですね

 ということで、今回はご当地キティハンカチを見つけたことをお伝えしました。現在では生産終了してしまっているものがほとんどなので、こうしてリサイクルショップで出会うしか手に入れる術がないのです。

 誰かにとっては不要なものでも、自分にとってはお宝。ちなみにご当地キティグッズはこれまで4000種以上も出ているそうなので、まだまだ私のご当地キティ探しは続きそうです。これからもリサイクルショップを巡るぞ! それでは次回をお楽しみに!

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