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キャッチコピー使用不可、「神様ホスト」の異名を持つ元祖カリスマを取材
今回の広告宣伝規制においては「キャッチコピー」の使用も制限されることとなりました。
ホストジャーナリストとしてメディア出演歴もあり、独自の接客スタイルから「神様ホスト」の愛称で親しまれてきたCANDYS HEAVENの心之友也(こころのともや)さんは6月26日、自身が所属する店舗の「ナンバー」を記したプレートに黒いテープで目張りを行ったほか、店内で張り出されていた広告物などを一旦全て剥がす対応などを行いました。


ねとらぼ編集部は、風営法改正により「神様ホスト」というキャッチコピーを名乗れなくなった心之友也さんを取材しました。
風営法改正に元神様ホストは「実力主義に原点回帰した」
──風営法改正を目前に、店舗ではどのような対応をしていますか。
友也:店舗としては、店舗自体、そしてキャストの雇用を守ることを最優先と考えております。今回の法改正の内容に何度も目を通し、一切の不備が無いよう確認作業に尽力しているところです。
──具体的な対応に動き始めたのはどのタイミングですか。
友也:風営法改正の内容が発表された時点で対応を始めました。通っていただいているお客様や勤務してくれているキャストも不安に感じることがたくさんあると思います。運営側が徹底的に対応していることと、正確な情報を都度共有していくことで、少しでも不安を取り除ければと考えております。



──神様ホストとして知られる友也さんですがキャッチコピーも廃止になりました。
友也:元々キャッチコピーは、少しでも多くの人に認知していただく為の手法に過ぎません。
ホストクラブの醍醐味は、接客によって楽しさやその人の居場所を提供することであるので、SNSでの表面的なブランディングではなく、本来の実力主義に原点回帰したと考えるようにしております。技術を磨かずにSNSによる営業法に特化していたホストにとっては、少し厳しい流れであるように感じます。
──広告の規制について特に厳しい内容となりましたが、スカウトバックの撤廃や無許可営業への罰則強化など、今回の規制内容についてどう思いましたか。
友也:もとより法律を犯した営業をしている場合は摘発されるべきなので、風営法改正に真摯に向き合った店舗だけが生き残り、悪徳店舗は摘発され、少しでも業界が浄化されるきっかけになればと思います。
「歌舞伎町の中だけでしか通用しないルール」のようなものが通用しなくなる新しい時代の到来です。
──ここ数年のホストクラブを取り巻く犯罪や社会問題についてどう感じていますか。
友也:業界内で犯罪などに加担している者は、ほんのひと握りの人たちです。
しかし、その人たちの行動一つで業界すべてが存続の危機に瀕しており、数万人が路頭に迷うこともあり得ます。経営層はもちろんこと、業界に携わっている1人ひとりが当事者意識を持ち、内部告発や第三者機関を設けてでも、違法行為を行う者を排除していくべきだと考えております。
──ホストクラブ文化を継続させるために、今必要なことは何だと思いますか。
友也:まずは、今回の風営法改正の内容の認知の徹底。それから、なぜこのような改正が行われたのかをホスト業界側がしっかりと受け止める姿勢を取るべきだと思います。
そして、今後は「被害者」のいない業界を作る意識を浸透させることを進め、長年続いた新宿の1つの歴史や文化を守るという共通認識を持ち従事していきます。

友也さんら店舗側が対応を行う中、歌舞伎町を中心に約160店舗が所属する日本最大のホストクラブ組合「日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)」でも連日、「それぞれが把握している情報を共有しあい、健全なホストクラブ運営のための活動が行われている。ホストクラブ文化を絶やさぬよう、より一層気を引き締めて法令遵守に務める」と理事の一人は話しました。
ドラマや映画にもよく登場し、近年は芸能人やインフルエンサーなどの限定出勤などでも話題にあがるホストクラブ。今後、その文化が続いていくのか、それとも更なる規制が進むのかはホストクラブ次第です。
(Kikka)