里親が決まらず“ひとりぼっち”だった子猫をお迎えしたら……　わずか1週間後、信じられない光景に「尊い」「涙が止まらない」

　新入りの子猫との初対面では威嚇していた先住猫たち。その1週間後に目撃された温かな光景が「尊い」「なんか涙が止まらない」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で40万回以上再生されています。

子猫と初めて対面する先住猫たちの反応にドキッ

　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ねこのたまごとあくあ」の「あろん」さんと「るんるん」さん。2024年6月に茶白の子猫「れもん」ちゃんをお迎えしました。

　れもんちゃんとの出会いは偶然見かけた里親募集。他のきょうだいは早々に里親が決まるなか、れもんちゃんだけが残っている状況でした。先住猫たちがいるため慎重に検討したうえで、縁があってお迎えすることにします。

　しばらく隔離してお世話をしながら動物病院での検査を終え、ついに先住猫たちと初対面するときがやってきました。

　最初はキャリー越しの対面で様子を見ることにしましたが、一番の年長であるサバトラの男の子で当時9歳の「たまご」さん（愛称：たまちゃん）が、「シャアアー！」とまさかの威嚇。これには注意深く見守っていた飼い主さんも驚いた様子でした。

　そんな先輩を見ていたからか、ハチワレの女の子で当時4歳の「あくあ」ちゃんも子猫に対して威嚇するようになってしまいます。この初日だけでは「相性が悪かったのかな……？」と思ってしまいますが、るんるんさんは「徐々にでいいよ」と焦りませんでした。

　れもんちゃんが先住猫たちと遊ぶ際は念のためそばで見守り、激しくなりすぎたら止めに入ります。たまにおもちゃを使い、れもんちゃんと先住猫たちが同時に遊ぶような時間も作り、3匹の愛猫それぞれが心の準備ができるのをゆっくりと待ちました。

子猫を受け入れだした先住猫たち

　しばらくは距離が近くなるとお互いに威嚇し合っていましたが、だんだんとたまちゃんとあくあちゃんがれもんちゃんに寛容になり始めます。あるときには顔こそ逆を向いていましたが、尻尾を振ってれもんちゃんと遊んであげるたまちゃんの姿が見られるようになりました。

　横になるたまちゃんの目の前にれもんちゃんが現れると、「ここにいなさい」とばかりにたまちゃんが前足でれもんちゃんを引き止めるような姿も。そしてそのまま、まるで親子のように添い寝する光景が見られるようになりました。まだ出会って1週間。まさかこんなに一気に仲良くなるとは……！

　これには「早くない!?」と驚くあろんさん。一方でるんるんさんは「すぐ受け入れるよ、たまちゃん」と、たまちゃんの性格を分かっていたようでした。それでも「もうちょっとかかると思った」とも話しており、予想を超える猫たちの順応力とやさしさに感動しています。

　最後には、あくあちゃんがペロペロとれもんちゃんをやさしく毛づくろい。“さんにん”で川の字に並び、仲良くくつろいでいました。

平和なネコ家族の光景に反響

　新入り子猫と先住猫たちが仲良くなるまでの様子を捉えた動画に、コメント欄では「だんだんと仲良くなっていくのがいいよね！」「癒やされる～」「恐る恐るお互い距離を詰めていくのがかわいい」「1週間で団子見られるとはすごい」「涙出ちゃいます」「みんな仲良しになって良かった」と、ほっこりした人の声がたくさん寄せられています。

　YouTubeチャンネル「ねこのたまごとあくあ」では、1年後の現在である“仲良し3きょうだい”の姿も公開中です。また、かわいい写真やショート動画はInstagram（@tamago.ch）でも見ることができます。

「ねこのたまごとあくあ」動画まとめ

動画提供：YouTubeチャンネル「ねこのたまごとあくあ」