∀(ターンエー)ガンダムを、故シド・ミード氏の設定画風に仕上げたガンプラが、「美しい」「愛を感じる」とX(Twitter)で話題です。

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白基調の設定画を立体化

 シド・ミード氏は、多くの工業デザインやSF映画で、未来像を描いた巨匠。テレビアニメ「∀ガンダム」では、同名の主人公機をはじめに多くのモビルスーツを手がけ、口ひげのようなブレードアンテナなど、既存のガンダムにないデザインで話題を呼びました。

 ∀ガンダムのカラーリングは、作中では過去のガンダムと同様のトリコロールカラーでしたが、氏の手がけた設定画ではシンプルな白基調。グラフィックデザイナーのimapresso(@imapresso)さんはこれに心を引かれ、「HGCC 1/144 WD-M01 ターンエーガンダム」をベースに立体化へ挑戦しました。

デザイン集『MEAD GUNDAM』に収録された設定画(画像出典:Amazon.co.jp
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シンプルに整えた仕上がりがまさに「ホワイトドール」

 造形についてはキットのクオリティーを生かし、大きく変更したのは肩アーマーの形状程度。シンプルな美しさを目標に、面を整えエッジをシャープに……と、丁寧な作業を積み重ねたといいます。

 塗装では、わずかに暗い白をメインカラーに。濃いめに縫ったモールド(溝)のラインも効いて、目標とした設定画を彷彿(ほうふつ)させる仕上がりとなりました。

設定画を目指して作られたガンプラ。∀ガンダム名物(?)の牛もパテで手作りしている(画像提供:imapressoさん)

 作品は「シンプルでかっこいい」「芸術の域」「まさにホワイトドール」と大きな反響を呼びました。第9話「ローラの牛」をイメージして用意した、牛のフィギュアも「ものすごくいい」と好評です。

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