ねとらぼ
2025/07/12 22:05(公開)

“日本一遠い島”でカニをエサに釣りをしたら……「️ヤバい!」 現れた大物に「すごいです!」「初めて見た」

 “日本一遠い島”で釣りをしていたら、妻がとんでもない大物を釣り上げた……!? 離島の絶景の中、夫妻で釣りをする様子がYouTubeに投稿されました。思わず夢中になって見入ってしまう動画は記事執筆時点で14万回以上再生されています。

ついにきた!「究極のエサ代0円釣法」で妻が釣り上げた超大物を見て欲しい

 動画を投稿したのは、釣りが好きすぎるあまり31歳にして勤めていた会社を辞めて釣り旅に出た「たくわん」さん。日本全国を車1台で生活しながら巡り、その様子をYouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ」で公開しています。

 以前には、波打ち際でヒラメを狙って釣りをしていたところ思いがけず高級魚が釣れたときの様子を紹介しました。今回は日本一遠い島で釣りをしていたら、相棒さん(妻)が超大物を釣り上げたようで……?

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片道26時間かかる島で釣りに挑戦

 たくわんさん夫妻がやって来ているのは東京・小笠原諸島の母島です。母島は都心からフェリーを乗り継いで26時間もかかる、日本で最も遠い有人島なのだとか。

 母島での3日目の夜、たくわんさんは1人で夜の海へ出掛けます。たくわんさんが夜の海にやって来た理由、それはミナミイワガニというカニを捕まえるため。翌日、捕まえたカニをエサにして釣りをしようと考えているそうです。

 このカニは夜になると捕獲の難易度が下がりますが、他の地域のカニより警戒心が強く感じたとのこと。そんな話をしながらカニを数匹確保し、翌日に備えて就寝することにします。なお、小笠原では生きエサで釣りをすることは禁じられているそうで、しっかり締めてからエサとして利用しました。

翌日の釣りで使うためのカニを捕獲
翌日の釣りで使うためのカニを捕獲
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カニをエサにして大物を狙う

 翌日の朝5時。たくわんさんは相棒さんとともに船に乗り込み、沖磯を目指します。1時間後には沖に到着し、釣りの準備をしていると……驚くことに、目の前にイルカの群れが現れました。この光景は迫力こそあるものの、釣り人としてはうれしくないものなのだそうです。というのも、魚を食べる生き物であるイルカがいると魚が釣れない傾向にあるといいます。

 イルカの存在は気になりますが、6時29分に釣りをスタート。10キロ以上の大物を釣ることを目標にまずはルアーフィッシングをしましたが、30分ほど粘っても何の反応もありません。イルカの影響から回遊する魚を釣ることは難しそうだと判断し、昨晩捕獲したカニをエサに使い、イルカの影響が少ないと考えられる底にいる魚を狙ってみることにします。

イルカの群れが現れました

 半分に切ったカニを着底させて間もなく、何かがカニをついばんでいるようです。底の方には硬いカニの甲羅でもバリバリとかみ砕いてしまう、パワフルな大物がいるのかもしれません。

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巨大なイシガキダイ

 しばらく待っていると、相棒さんの竿にアタリが。竿の曲がり方を見ると、かかっているのはかなりの大物なようです。あまりの引きに「どうしよう」と言いつつも負けずに戦い続けた末、釣れたのは推定60センチオーバーの巨大なイシガキダイでした。これほど大きなイシガキダイは、たくわんさんでも釣ったことがないそうです。

相棒さんにアタリが
相棒さんにアタリが

 釣れたイシガキダイは少し観察してから、元気なうちにリリースすることにします。小笠原では5キロ以下のイシガキダイは全てリリースの対象であり、キープできるのは1人1尾までと決められているとのこと。釣れた個体はサイズが微妙だったことからリリースすることにしたそうです。

巨大なイシガキダイを釣り上げました!!
巨大なイシガキダイを釣り上げました!

赤色の体が美しいバラハタ

 相棒さんは先ほどのイシガキダイで満足&疲れたため、いったん拠点に戻って休憩することにしました。一方、たくわんさんがさらなる大物を求めて釣りを再開すると早速ヒット。釣れたのは、鮮やかな赤色の体が美しいバラハタでした。

 バラハタは前回食べて味を知っていることから、こちらもリリースすることにします。その後も粘ったもののカニがなくなったため、底を狙った釣りは終了となりました。

たくわんさんはバラハタを釣り上げました
たくわんさんはバラハタを釣り上げました

 再度、ルアーを使った釣りに挑戦します。あれこれと試行錯誤をしていると、たくわんさんの竿にヒットが。釣れたのは、これまた大きな1メートルほどあるオニカマス(バラクーダ)でした。オニカマスはシガテラ毒を持つことから別名・ドクカマスとも呼ばれ、日本では流通が禁止されているそうです。こちらも元気なうちにリリースしました。

日本では流通が禁じられているオニカマスの姿も
日本では流通が禁じられているオニカマスの姿も

一級磯へ移動

 11時になり、2人は海が穏やかでないと乗れないという一級磯に移動します。この磯に乗りたくて母島まで来ても乗れない人がいる場所なのだそうです。

絶景スポットで釣りを再開します
絶景スポットで釣りを再開します

 新たな磯では、前日釣ったメアジを使ったデットベイトフィッシングに挑戦します。じっくり待っているとたくわんさんの竿にアタリが来て、目にも鮮やかな赤色の体を持つ特大級のバラハタが釣れました。このバラハタも元気なうちにリリースしたそうです。

 この磯での釣り方が分かったところで、相棒さんの竿にもアタリが。強烈な引きがありましたが残念ながら岩場に擦れて切れてしまいました。ルアーを使った釣りにも挑戦しましたが、この場所で釣れたのは先ほどのバラハタ1匹だけに終わってしまいます。

本日の釣果はバラハタ1匹でした、でっかいです
本日の釣果はバラハタ1匹でした

 小笠原の一級磯でも簡単に釣れるとは限らない。それが釣りの難しさでもあり、また楽しさでもありますね。

翌日、魚の調理と散策

 母島に来てから5日目、たくわんさんは朝4時過ぎから堤防で釣りをしていました。夕まずめだけでなく朝まずめもチェックしたくて来たものの、投げ込んだエサにはネムリブカ(サメ)が寄ってくるだけ。5~6月はちょうど繫殖期だったようで、浅瀬にはとんでもない数のネムリブカが集まっていたそうです。

島のあらゆるところにサメがいるそうです
島のあらゆるところにサメがいるそうです

 その後は、前回の動画内で釣ったキハダマグロをさばいて調理していきます。味見のために作った刺身を相棒さんと味わいつつ、さばく過程で出たマグロの端材に塩コショウを振り、水分を取ってから油で煮てツナを作る過程を見せてくれました。

 夕食前には夫妻で島を散策し、母島の絶景を見て回ります。固有種のオガサワラトカゲや外来種のグリーンアノールを発見したり、かつては集落があった島の北部にある北港まで行ってみたりしつつ、母島の自然を満喫しました。

 民宿に戻ったら、手分けをして夕飯を作っていきます。食卓に並んだキハダマグロのツナマヨパスタ、軍艦巻き、刺身、バラハタのアラのみそ汁をゆったりと味わい、母島の海の恵みに舌鼓を打ちました。

夫妻が協力して作った夕飯、ごちそうです
夫妻が協力して作った夕飯、ごちそうです

「こんなデカさ初めて見たわ」「うらやましい……」と反響

 大物が登場した釣りの様子に、コメント欄には「相棒さんのイシガギダイお見事でした」「すごいです!」「こんなデカさ初めて見たわ」「️ヤバい!」「あんなの僕には上げられないと思います」「圧巻の釣果」「うらやましい……」「いや~、見入ってしまいました」といった声が寄せられています。

 たくわんさんは、YouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ」の他にInstagram(@takuwannofishinglife)やX(@PzLdm25y1D4W6yn)でも日々の釣りの様子を発信中です。

「たくわんのフィッシングライフ」動画まとめ

片道26時間以上かかる、遠すぎる磯での釣りが規格外すぎた・・
何が釣れる?日本なのに日本じゃない異世界の島を妻と共に釣り歩いてみた
行くのに片道24時間かかる「日本で最も遠い島」で釣りをした結果・・

動画提供:YouTubeチャンネル「たくわんのフィッシングライフ

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