怯えて必死で目を合わせないようにしていた、暗い表情のゴールデンレトリバー。保護主とふれあって少しずつ心を開いていく様子がInstagramに投稿されました。記事執筆時点でこの動画の再生数は1010万回を突破し、“いいね!”は29万件を超えています。
保護された2歳のゴールデンレトリバー
投稿者は保護犬預かりボランティア及び譲渡などの活動をしている「セカンドピース」代表・田中希(@second.peace.0707)さんです。多くのワンコや猫ちゃん、鳥さんと暮らしながら、保護犬たちを新しい家族へ送り出しており、7月7日時点での譲渡数は50匹に到達。
以前には、保護されたたぬきとの日々の様子が反響を呼びました。今回話題になったのは、新しくセカンドピースにやってきたゴールデンレトリバーの「ラスクちゃん」の姿を捉えた動画です。
暗い瞳をしていたラスクちゃん
大型犬のゴールデンレトリバーといえば、人懐っこく元気いっぱいで甘えん坊のイメージがありますが、保護直後のラスクちゃんは、そのイメージとはほど遠い姿でした。光を映さない暗い瞳は、人に向けることなく何も期待をしていないことが伝わってきます。目を合わせないようにと必死に顔を背けているようです。いったいこの子の過去に何があったのか、想像するだけで胸が苦しくなる姿です。
そんなラスクちゃんに田中さんは何度も何度も手を伸ばします。キャリーから何とか出てもらいましたが、端っこに行ったり、隠れる場所を探したりして、全くそばに近寄らせてくれません。ラスクちゃんにとっては全てが怖いようで、固まることしかできないようです。
少しずつ心を開いていくラスクちゃん
それでも田中さんが繰り返し優しく声をかけ手を差し伸べていくうちに、少しずつ固まっていた心は溶かされていきました。そっと顔を向けて恐る恐るなでられるラスクちゃんの顔は、初めて出会ったときよりもずっとやわらかいものに。他のワンコたちとも少しずつふれあって、遊ぶことも覚え、いろいろな経験を重ねていきます。
いつしかラスクちゃんの顔には、穏やかなほほ笑みが浮かぶようになりました。田中さんが名前を呼ぶと、しっぽを振って近寄ってきます。他のワンコたちとも、ワンプロで遊ぶことを覚えたラスクちゃん。自分より小さな子を相手にすると、手加減してあげる優しい心も持っていると分かりました。
ラスクちゃんは勇気を出して、再び人に歩み寄ってくれました。「人をまた信じようと思うのが、この子にとってどれだけ大きな決断だったかと思うと涙が出ます」という田中さん。そして「素直な優しいこの子が、もう二度と心を閉ざさないように」と切なる思いをつづっています。
ラスクちゃんの幸せを願う声が多数寄せられる
投稿には「まだ長い犬生 必ず楽しく過ごせるよ!」「信頼関係が出来たことによって、こんなにもお顔が優しく目が輝くようになるなんて」「最初の表情と、最後の表情に、涙が止まらない」「もっともっと幸せになって」「沢山の愛を注いでくれる 方に 出会えますように…」「泣けました」「顔つきがどんどん変わっていくのを見て泣きそうになりました…」といった声が寄せられました。
現在ラスクちゃんには里親になりたいという人の応募が多数あり、現在は募集を締め切っているとのこと。人を信じてくれたラスクちゃんの勇気が、温かな未来へとつながっていることを心から願います。
田中さんはこの他にもセカンドピースで過ごすみんなの様子をInstagramアカウント(@second.peace.0707)やTikTokアカウント(@dogtok05)、YouTubeチャンネル「DOG’S HOUSE ちゃんねる」で数多く公開中です。また、里親募集中のワンコの情報や、グッズ販売、支援に関する詳細は公式サイト「SECOND PEACE」に掲載しています。現在は「READYFOR」にて継続支援プロジェクトも開始しサポーターを募集中です。
コメントランキング
「FNS歌謡祭 第1夜」であなたが良かったと思うアーティストは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
今川焼? 大判焼き? あの“円形の厚焼き和菓子”の名前は? 47都道府県別・呼び方の勢力図を公開!(投票結果) | グルメ ねとらぼ
「ベストヒット歌謡祭2025」で良かったアーティストは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
2025年「NHK紅白歌合戦」の「白組」出場歌手で楽しみなのは?【人気投票実施中】 | 音楽 ねとらぼリサーチ
岩手県の「おいしいお土産」10選! 一番うまいと思うのは?【人気投票実施中】(2/2) | 岩手県 ねとらぼリサーチ:2ページ目