5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは2022年2月にYouTubeで公開された、自作グロウボックスの中で植物を育てる動画です。

advertisement

お手軽素材でボックス作り

 投稿したのは、YouTubeチャンネル「INDOOR HOBBIES」を運営しているフルキさん。今回は、100円均一ショップの材料で骨組みを作り、荷物置きとなっているスペースに自作のグロウボックスを設けます。

100均の商品で骨組みを作ろう

 グロウボックスとは植物の栽培で用いる箱。ボックス内部で光を何度も反射させて光合成の効率を向上させるため、内側がアルミシートで覆われています。フルキさんはこれまでに高湿度環境や、通常より湿度を高めた環境で植物を育てるため幾つかのグロウボックスを自作してきました。

 今回のボックスで骨組みに使うのは、セリアで買ってきた20枚のメッシュパネル。これらを結束バンドでつなぎ合わせてボックスの背面や側面、天井、棚板を構築します。なお、最初からより大きなパネルを使えばつなぎ合わせる工程は不要。予算に余裕がある人はホームセンターなどで大きいサイズを買うようアドバイスしています。

 水やりの際に受けとなるトロ舟を設置したら、その中でパネル製の骨組みを構築。フルキさんはパネルを立てた状態でラックを組んでいますが、寝かせた方がやりやすいそうです。

濃いグリーンのトロ舟を下に配置

 パネルの外側にアルミ製のロールシートを貼り付け、天井にはLEDライトとPCファンを設置。光と空気をボックス内へ供給できるようにしておきます。100均の素材なためかパネルやシートは柔らかく、ライト用の穴をあける作業などはやりやすかったとのこと。

お財布に優しく、加工も容易なシート

 転倒防止のため、メッシュパネル上部とボックスの真上にある物置の床部分とを結束バンドで固定すれば完成。今回のグロウボックス作成にかかった費用はLEDライトとトロ舟、PCファンを除くと3000円ほどだそうです。

骨組みは3000円
穴を通じて光と風をボックス内へ
advertisement

この箱で育てた結果……

 この中に、胞子から育てた観葉植物「ビカクシダ」の子株を多数配置。LEDライトで光を14時間照射し、風は24時間ずっと送り続けました。表面の土が乾かないように水は小まめに与えます。

育成栽培スペースの出来上がり

 ボックス内に移してから約2週間。ビカクシダは大きく成長し、中にはスペースに収まりきらないためボックスの外へ出した個体も出てきました。これまで作ってきたグロウボックスの中で最も生育が良いそうです。

2週間後の様子も公開
育ちが良くて大喜び!

 この動画の再生数は記事執筆時点で14万再生を突破。コメント欄には、「めっちゃ参考になりました!」「うわぁ~~!と声が出ました。育って、茂ってますね」「子株だとワイルドな環境よりマイルドな環境がいいですね」「チビ温箱で試してみます」などの感想が寄せられています。

2週間でこの変化
この株は現在、ボックス外で育成中

 フルキさんは自身のサイトFacebook、Instagram(@indoor.hobbies.furuki)、X(Twitter/@Yoshiko_FG)も運営中。YouTubeチャンネルでは、ビカクシダの胞子培養やコウモリランの板付方法などを紹介しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「INDOOR HOBBIES

[ザノースフェイス] ブリマーハット ユニセックス UVケア

4,482円(12/08 10:37時点)
Amazonの情報を掲載しています