ねとらぼ
2025/07/23 20:00(公開)

カラスに襲われボロボロな生物を、大事に大事に育てたら…… 予想外な結末に「泣ける」「驚きです」

 カラスに襲われていた生物を保護して、ボロボロの状態から回復するまでの様子を捉えた動画がYouTubeに投稿されました。動画は「本当に良かった」「泣ける」と注目を集め、記事執筆時点で合わせて15万再生を超えています。

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カラスに襲われていたカメを保護

 投稿したのは、夫婦でヨークシャー・テリア「れん」くんをベタベタに甘やかしている様子を発信しているYouTubeチャンネル「たれ耳ヨーキーれん」。ある日のアルバイト帰り、ママさんがカラスに襲われている大きなミシシッピアカミミガメと出会いました。

カメがカラスに襲われていました
カメがカラスに襲われていました

 人が近づくと逃げていくカラス。すかさずカメを確認してみると……甲羅に血が付いていたため、急遽保護することにしました。帰宅してすぐにカメを洗ってごはんをあげますが、全く動きません。さらによーく見ると、両前足を失っているではありませんか!?

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カメが元気になるまで保護することに

  カメの天敵はカラスや猫だそうで、前足は先ほどのカラスに食いちぎられてしまったのかもしれません。この状態で川に返しても死んでしまう可能性が高いと思った夫婦は、カメが元気になるまでお世話をすることにしました。

カメが元気になるまで保護することに
カメが元気になるまで保護することに

 まずは、安全なお家作り。とっても大きなカメなので、お庭のスペースに100円ショップのアイテムを使いゲージを組み立てます。池とスロープも備えて、しばらくは様子見。カメ用のごはんを与えますが、まだ食べようとしません。このままだと衰弱しちゃう……。

カメは元気がなくごはんも食べません
カメは元気がなくごはんも食べません

 この後もカメが快適に暮らせるよう試行錯誤しながら少しずつお家をリフォーム。しかし、カメはおいしそうなごはんを与えても目もくれず動かないままです。「このままでは死んでしまう」と心配になった夫婦は、池を浅くして動きやすいよう改築を続けます。

快適し過ごせるようお家をリフォーム
快適し過ごせるようお家をリフォーム
それでも元気が戻らないカメ
それでも元気が戻らないカメ
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少しずつ回復するカメ

 すると、5日目の朝。カメは池からスロープへ自力で移動をしていました! 庭に固定したカメラに動く様子も記録されており、後ろ足を器用に使ってスロープから池の中へ入っていきます。また、しばらく観察していると、ごはんもパクッと食べてくれました。よ……良かったー!

5日後、後ろ足を使って歩いています
5日後、後ろ足を使って歩いています
ごはんも食べてくれました
ごはんも食べてくれました

そして、家族になった「モン」ちゃん

 そんなある日、水槽を洗っている間にカメをお庭でお散歩させていたときのこと。歩くコツを掴んでクローバーの上をぐんぐん進む途中、レンガの段差で転んでしまいます。自力で起き上がれないカメを見て、ママさんはこれからも大事に育てていかなければと決心しました。

自力で起き上がれないカメを見てあることを決心
自力で起き上がれないカメを見てあることを決心

 そして、「モン」ちゃんと素敵な名前をもらった女の子の保護カメ。現在は食欲もすっかり戻り、ごはんをモリモリ食べてくれます。それどころか、完食後ももっと欲しいとおねだりする始末。最初のころは「死んでしまう……」と心配でしたが、ここまで元気になれて良かったね!

食いしん坊なモンちゃん
食いしん坊なモンちゃん
おかわりを要求するほど元気になりました
おかわりを要求するほど元気になりました

 心温まるカメと夫婦の出会い。コメント欄には「亀ちゃんいい人に救ってもらったね! 頑張って生きるんだよ!」「人間の優しさ、愛ある動画をありがとうございます」「モンちゃん、みるみる良い顔になってる」「いい食べっぷりですね」「モンちゃん笑ってるみたいに見える」など、反響の声が寄せられていました。

 なお、ミシシッピアカミミガメは、アメリカザリガニとともに2023年から「条件付特定外来生物」に指定されています。捕獲と飼育、無償譲渡はできますが、販売や購入、野外への放出、不特定多数または特定多数の人への頒布は禁止されています。

 モンちゃんの日常は、YouTubeチャンネル「たれ耳ヨーキーれん」で公開中。愛犬のれんくんも登場し、ほっこり癒やされる動画が見られますよ。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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