ねとらぼ
2025/07/25 10:00(公開)

「細編み3000回の罠」 おばあちゃんが残した50年前の編み図、平成生まれが挑んだら……“驚きの完成品”に「すごい!!!」「お宝だぁ」

 TikTokに投稿されたある“編み物動画”が、懐かしさと感動を呼んでいます。投稿者は28歳の女性。おばあちゃんから受け継いだ1冊の編み物本を手に、昭和レトロな服を編み上げました。

 投稿者は「こりんぼすけの休暇」さん(@korinbosuke_holiday)。この動画は着手・制作過程・完成の5本構成となっています。

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壊れた表紙、手書きの装丁、昭和45年の香り

 1本目の動画では、制作のキッカケが語られます。「私はおばあちゃんから50年前の編み物本を託された28歳」と話す投稿者の手元には、年季の入った1冊が。表紙は破れてしまい、おばあちゃんが「あみもの」と手書きした表紙が貼られています。

「あみもの」と書かれた古そうな本
おばあちゃんの編み物本!

 注目すべきは、読者はがきの料金受取人払の表示に印刷された「差出有効期間 昭和45年12月10日まで」という文字。「55年前だって」と投稿者も驚きを隠せません。雑誌に付属するはがきで時代が分かるいうこと自体に、“おばあちゃんの宝物”らしい味わいがあります。

編み物本の読者はがきの切手欄
昭和45年……大阪万博が開催された年ですね

 中身もまた魅力的です。たくさんの編み図と作例写真が掲載されています。着用例の挿絵は手書きイラスト。今見ると逆に新鮮に感じられます。

50年前の編み物本の中身
挿絵が手書きイラストです
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おばあちゃんが○印をつけた作品を編んでみる

 2本目の動画では、いよいよ制作に入ります。投稿者が選んだのは、おばあちゃんが○印をつけていた模様。「昭和の編み図を、平成生まれが編み、令和で着る」。そんなワクワクを胸に、コツコツと編み進めます。

古い編み物本・おばあちゃんが○を付けていた模様
おばあちゃんが○印を付けていた模様を作ることに

 途中、「どや」と編み進んだ様子を披露。細かい模様が編み込まれたすてきなレース地が出来上がっています。しかし「まだまだですよ」と投稿者。たくさん編んだようですが、まだ前身頃の一部しか編めていないそうです。細編みを3000回ほど繰り返さないといけない編み図に、気が遠くなる投稿者さん。

昭和の編み物・制作途中
何て細かい模様!
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昭和レトロ×令和ガール!完成

 5本目の動画では、ついに完成したトップスが登場。白いレース地のかわいいキャミソール型ビスチェができあがりました。カットソーにゆったり重ねて着るこのコーデは、まさに「今っぽい」スタイルです。

昭和の編み図で作ったビスチェ
完成!
昭和の編み図で作ったビスチェ・後ろ
レトロなのに新しい!

 袖にはさりげないフリル、サイドにはスリットが入っています。昭和の図案そのままなのに、不思議と古さは感じません。投稿者も「レトロは新しかったです」と興奮気味。壁にぶつかることもありましたが、思ったよりも速いペースで編み終えたそうです。

「可愛いね!」「素晴らしい」の反響

 この投稿には累計1500件ほどの「いいね」が寄せられました。「可愛いね!」「素晴らしい」「お宝だぁ」「すごい!!!」といった反応が集まっています。

動画提供:こりんぼすけの休暇(@korinbosuke_holiday)さん

【動画】50年前のビスチェを編む

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