ジャンク品として1800円で売られていたバルミューダのトースターを修理する動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で10万回を超えており、2900件以上の高評価を獲得しています。

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おいしいトーストが食べたい

 投稿したのは、主にAppleの「MacBook Pro」や「iMac」の修理・改造をしているマカロン(@macaron)さん。今回は、メルカリで買ったスチームトースターを修理していきます。

ジャンク品のトースターを修理!

 動作確認をすると、説明にあった通り電源は入りません。原因を調べるべく、裏ブタをあけて電源基板を取り外しました。

 すると早速、異常を発見。トースター本体側は焼け焦げており、基板側は一部が溶けていました。どうやら通電時に発火してしまったようです。

背面が焼け焦げている!

 さらに調査を進めた結果、ヒューズやダイオードなどの部品が怪しいと判明。ダイオードは全部で6個あり、そのうち3個は正常に動作していますが、せっかくなので全部新品のパーツに交換します。

半分のダイオードが壊れていた

 部品の印刷を頼りに新品のパーツを購入。基板表面を掃除したら、向きを間違えないようにダイオードを取り付け、ヒューズと絶縁チューブをセットします。熱で溶けてしまった部分は、プリント基板に使われるソルダーレジストで補修。仮組みして動作確認を行います。

基板側も補修
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修理の結果は……

 修理は無事成功! コンセントに挿した直後、トースターのダイヤルのランプが光りました。続けて本体側を徹底的に掃除。きれいになった各部は、新品のようにピカピカ輝いています。

修理成功!
新品のようにピカピカ!
ゆがみを直して足も修理

 本来は付属しているはずの5ミリリットルのカップが欠けているため、3Dプリンターで同じサイズの物を出力。修理した結果、ジャンク品だった物で再びトーストが焼けるようになりました。これはおいしそう!

付属品と同じサイズのカップを出力
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早速使ってみると

早速使ってみると……
おいしそうなトースト完成!

 コメント欄には、「おお~!! ついにバルミューダ!!」「バルミュのジャンクトースター探したくなりましたww」「脚のひん曲がり方からして、電源入れたまま落としたんでしょうねぇ」「修理用と調理用の手袋を使い分けている! さすがですね」「修理できる人ってすごいなー」などの感想が寄せられています。

 この他にも同チャンネルでは、6000円ジャンクHomePodや18年前のiMacなど、さまざまなApple製品の修理動画を公開しています。

動画提供:YouTubeチャンネル「macaron / マカロン